PPM

<マトリクス・シリーズ>
前回のアンゾフのマトリクスに続きまして、有名どころ。
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が1970年代に提唱したPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント、Product Portfolio Management)です。

PPMは、
縦軸:市場成長率
横軸:相対的シェア
からなる 2×2=4マス のマトリクスです。

オリジナルは、マトリクスというより、正確には散布図で、売上の大きさもバブルで示し、いわば3軸だったかと思います。(記憶)

PPM


市場成長率


花形 ☆  問題児 ?    
金の成る木 $負け犬 🐕

相対的シェア












製品ライフサイクル(Product Life Cycle)が下地となったメンタルモデルですが、時々、逆にPPMからライフサイクルを眺めるような先祖返りした議論をしようとする方がいますので要注意(笑)←実話です。

複数ある製品を市場成長率、相対的シェアでポジショニングし(+売上高も含めて)一覧できる仕組み。製品別に事業からの資金流入や今後の投資など、主にキャッシュフローの観点から分析している財務的要素の強いのツールです。

花形(Star)は、市場成長率が高く相対的シェアも高い製品。
金の成る木(Cash Cow)は、市場成長率が低く相対的シェアが高い製品。
問題児(Problem Child)は、市場成長率が高く相対的シェアが低い製品。
負け犬(Dog)は、市場成長率が低く相対的シェアも低い製品。

一般的には、ビジネスからキャッシュが流入するのは金の成る木と花形ですが、花形は市場成長に対応すべく追加の投資が必要で、キャッシュの流出もある。
問題児と負け犬はキャッシュが流出しており、問題児は新たな投資を含む抜本的テコ入れが必要。負け犬は何で撤退しないの?という製品になります。

コンサルらしいツールと言えますが、それゆえか批判する方も多数…

野口悠紀雄先生 特別講義「フィンテックについて」聴講

早稲田大学大学院ファイナンス研究科でおこなわれる野口悠紀雄先生の特別講義、「第40回 フィンテックについて」を、前々回に続き聴講してきました。

■早稲田大学 大学院ファイナンス研究科 >> フォーラム・シンポジウム >> 野口悠紀雄 特別講義
http://www.waseda.jp/wnfs/forum/forum1.html


近頃、日本経済新聞がなぜか煽っているフィンテック(FinTech)。
野口先生は、日本における(銀行以外の)フィンテックのビジネスについて、「No Hope」というご見解でした。原因は規制(=銀行)にあると。

-フィンテックの主要3分野:送金や決済、ソーシャルレンディング、投資アドバイス
-フィンテックは技術的には別に凄いものではないがビジネスとして成長。
-米国フィンテック企業の時価総額(円換算):PayPal6兆円(≒みずほFG)、レンディングクラブ1兆円(≒横浜銀)
-仮想通貨は通常の議論ではフィンテックに含まれないが非常に重要な金融技術革新。
-日本は規制が阻害要因。形式的な自由化はおこなわれても実態は異なる。
-日本では規制=銀行中心主義が強すぎ、米国のようなフィンテック企業のブレークはおそらく困難。

Q&Aコーナーが面白かったです。
銀行員又はそう思われる方が複数参加されていましたが、特に仮想通貨についてネガティブな感情をあらわにしてましたね。

「ビットコインを世界の各国で規制できないか?(規制すべきだ)」とか、「仮想通貨はマネロンや脱税の温床になりかねない」という感じで、かなり脱力する。
野口先生の答えは「規制できるならやって下さい。世界中のWebを全部止めたら出来ますね。」、「日銀券(現金)も同様にマネロンや脱税の温床です。使うのやめたらどうですか?」等というもの(笑)

悲報! EDINETはWindows10では動作せず

Windows10リリースから1ヶ月半が経過し、そろそろアップグレードされた方も増えていると思います。

■EDINET
http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/


法人番号の絡みで確認ついでに久しぶりにEDINETを見に行ったところ…、悲しいお知らせが。

平成27年7月29日にマイクロソフト社より「Windows10」がリリースされました。
EDINETは、当該OSで動作しない可能性がありますので、「Windows10」へのアップデートは実施しないようお願いいたします。
(上記より引用)


動作しない「懸念」ではなく、実施するなという明確な「警告」です(笑)
EDINETで企業情報を多く利用される方は、まだWindows10にしない方がよろしいようです。

青春18きっぷの夏季利用期間スタート

昨日、2015.7.20から、JR各社で販売する青春18きっぷの夏季の利用期間がスタートしています。利用期間は2015.9.10まで。なお、発売期間は2015.8.31までです。

■JR東日本 青春18きっぷ
http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2125


青春18きっぷは5回分セットで11,850円なので、@2,370円。ひとりで5回使ってもよいですが、JRの切符としては珍しく複数人での使用も(同じ行程なら)可能。例えば、親子4人の家族旅行で使い+残り1回別に使う、ようなこともOKです。

東京起点だと、常磐線の東海、水郡線の瓜連、内房線の千倉、東海道線の東田子の浦、中央本線の竜王(いずれも表記の駅を含まず)よりも先に行く場合は、普通車限定ですが割引になります。
<追記>
上記は片道のケースですね。往復利用の場合は、この半分くらいの距離で元が取れます。

さて、京都行こう…。



ASBJが修正国際基準を公表

すっかり縁遠くなっておりますが、たまにはIFRSの話題でも少々。

2015.6.30付で、企業会計基準委員会(ASBJ)が、いわゆる日本版IFRS、正式名称修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)を公表しています。

■「修正国際基準(国際会計基準と企業会計基準委員会による修正会計基準によって構成される会計基準)」の公表(2015.6.30)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/endorsement/jmis/20150630.shtml


本邦の上場企業等で利用可能な第4の会計基準。基本的に以前に出された原案通り、のれん(「のれん代」ではない)の償却、その他包括利益の2点について、IFRSを修正しています。

まあ、この修正国際基準を使用する企業はおそらく出てこない(恐いもの見たさで、出てこないかと少し期待もしていますが)ので、誰にも利用されず顧みられることもない、かわいそうな会計基準になるものと思われます。

Googleマップの情報改竄

Googleマップ上の情報改竄(かいざん)が、話題になっているようで。役所などの表記が、「XXサティアン」(←死語)などとというごく懐かしいものに書き換えられている由。

そういえば、確か4月の上旬ごろ、TLに「変な店名のマクドナルドの支店が佐渡島にたくさん出来てる」というのが流れていた記憶が。当時見に行ったことろ、佐渡島だけでなく、新潟県の山中などにもたくさんありました。(現在は、なくなっているようですね)

今思うと、おそらく類似の手口による犯行だったのかと。

日経社説「IFRSのれん減損処理の批判」は超ピント外れ

2015.3.25付、日本経済新聞の総合1面の社説「日本は国際会計基準の改善にも尽力を」より。

■社説 日本は国際会計基準の改善にも尽力を(2015.3.25)


まず、「のれん代」と書かなかったことを評価しましょう(笑)過ちを改めるにしくは無い。他の悪習も改善して頂きたいものです。

また、のれんを定期償却する処理が望ましいとする意見が根強いというのも、まあ良いでしょう。

問題は、次の部分。

丸紅は買収した米穀物商社の事業が想定通りに拡大せず、多額の減損処理に迫られた。こうした例が相次ぐと、企業の財務内容に対する市場の懸念が高まりかねない。
(上記より引用)


丸紅の、米穀物大手ガビロン社買収に伴うのれんの減損処理に関するものです。
記事のこの例で執筆者が何を言いたいのか、正直、あまり理解できません。文脈からして、減損ではなく、定期償却すべき、ということの理由付け等のようなのですが。
ロジックは、丸紅の巨額&一時の減損処理→同様の例が相次ぐ→企業財務内容への市場の懸念が高まる、という関係のようですが、その理由も懸念もよく判らないのです。

日本基準では、のれんはまず20年以内に定期償却する扱いですが、例えば2013年にガビロン社を買収した丸紅の場合、定期償却の処理でも、それほど償却が進んでいたはずはありません。
また、日本基準でも、のれんの減損処理はありますので、(まったく同じレベルかどうかは別としても)減損処理が必要となった可能性は高いです。

もしかしたら、執筆者は日本基準は定期償却(のみ)と思い込んでいて、償却と減損の両方の処理が定められていることを知らなかったのかもしれません。それにしても、この丸紅の件は、たとえ定期償却(のみ)をしていてもほとんど解決しないので、いずれにしてもこの事例はIFRSの減損処理を批判する事例としては、まったく的外れです。

もうひとつ違和感があるのが、執筆者が巨額&一時の処理が相次ぐと企業財務内容への市場の懸念が高まる、というような関係を想定しているらしいこと。
市場が懸念を持つのは、実態に沿った財務が適時に開示されないことです。
望ましいのは「実態≒財務」であり、たとえどんなに巨額だろうが、一時だろうが、実態をできるかぎり即時に開示するのが望ましい、と考えている管理人には、理解できない思考です。

この記事は、この後にも、

国際会計基準を使う企業は(中略)想定しうる損失の額を開示するなどの手立てを講じる必要もある。
(上記より引用)

などと、またまた的外れな主張をしていて、どうも企業財務やリスク・マネジメントについてまったく疎い方が書いたのではないか、という疑念が高まってしまうのでありましたorz

Googleカレンダーの検索表示は6件(回避策も没)

Googleカレンダーで検索しても、結果はなぜか6件しか表示されません。「XX件の結果」と件数は表示されますが、意味ない…。

明らかにバグだと思うのですが、ずっと直されないまま。
回避策として、以前にこんなエントリを上げたのですが、本日、この方法でやってみても6件しか表示されなくなっていますorz

Google検索は非常に便利ですが、なぜかGoogleの他のサービスの検索機能は、このGoogleカレンダーが6件しか結果表示しないとか、画像管理アプリPicasaの検索が前方一致のみのように、著しく見劣りする、という不思議。
Gmailとの自動連携なんていう、つまらない機能を付けたりしてないで、検索機能をキチンと整備して頂けませんかねぇ、Google先生。


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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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