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成功のコンセプト

『成功のコンセプト』 三木谷浩史 幻冬舎 2007.10.10刊

楽天の創業者である、三木谷社長の著作。社内に掲げる「成功のコンセプト」というポスターに記載されている(という)5つの項目が、そのまま目次になっています。参考:楽天の新卒採用のページ
<目次>
第1のコンセプト 常に改善、常に前進
第2のコンセプト professionalismの徹底
第3のコンセプト 仮説→実行→検証→仕組化
第4のコンセプト 顧客満足の最大化
第5のコンセプト スピード!!、スピード!!、スピード!!

いずれも、概念としては既知(というか常識)のものばかり。それらを、楽天の創業からの実例に絡めて説明しています。マスコミやマーケッターなどは、成功企業について、何か特殊な技術やノウハウなどを取り上げることが多いですが、経営の成功は、むしろ、凡庸なことをやり続けることにつきる、ということがよく判ります。特に、気に入ったのは、「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるのだ」というところ。

ブランド物バックの購入やドンキホーテでの買い物などについて、「このタイプの消費は、いわゆる需要供給曲線では説明することができない」(p154)とありますが、これは言い過ぎ。需要供給曲線は個別の財ごとに想定するので、単なる「物」ではなく「サービス」の消費と考えれば、問題なく説明が可能と思います。その交点が、売る側と買う側の利害に生じる相反という川、「その川に橋をかけるのが顧客満足だ」(p163)ということでしょう。

具体的なノウハウというよりは、方向性やモチベーションに役立つタイプの本ですね。特に若手ビジネスマンの方に、目を通して頂きたいです。
[私的INDEX]ダーウィニアン・アプローチ、改善モデル、プロフェッショナル、消極的失敗、戦争型ビジネスと戦闘型ビジネス、ファーストムーバーズ・アドバンテージ、ベストムーバーズ・アドバンテージ

お薦め印:★★☆☆☆(「旅の窓口」機能改悪の「改善」を強く望む)

成功のコンセプト 成功のコンセプト
三木谷 浩史 (2007/10)
幻冬舎

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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。