IFRSに関する誤解(5/7)

引き続き「IFRSに関する誤解」について。(けっこう、しつこいのだ)

■金融庁:「国際会計基準(IFRS)に関する誤解」の公表について
http://www.fsa.go.jp/news/21/sonota/20100423-2.html


9.監査は大手監査法人でないとできない

[誤解]IFRSになると、監査上の判断について日本国内だけではできないため、国際的な提携をしている大手監査法人でないと監査ができない。
[実際]IFRSになっても、監査上の判断については、日本の法令や監査基準に基づいて我が国の監査人が行うものであり、国際的な提携をしている大手監査法人でなければ監査ができないということはない。

微妙。極限的な事項では、監査法人内の品質保証部門ですら結論が出せず、四大ファームのロンドンに問い合わせが必要とも言われます。
また、以前に橋本先生の講演等でも言われていましたが、会計士(監査人)に要求されるスキル自体も大きく変わるようです。実務対応能力が最も重要となり、これまでの知識・ノウハウは、むしろアン・ラーニングすることが必要と思われます。これまでの監査人が、どれだけ対応できるのかには、疑問があります。
■IFRSの原則主義への対応は実務適用能力とプレゼン力アップ(2010.2.20)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-744.html

10.これまでとは全く異なる内部統制を新たに整備しなければならないのか

[誤解]IFRSになると、これまでとは全く異なる内部統制を新たに整備しなければならない。
[実際]IFRSになったからといって、内部統制を全面的に見直す必要はない。

特にコメントなし。
見解とは関係ありませんが、よい機会だから、内部統制制度を撤廃しては、如何でしょう。この制度、経営上は、あまり意味がないと思います。

11.業績管理や内部管理の資料もIFRSになるのか

[誤解]企業内部の業績管理や内部管理の資料もIFRSで作成しなければならない。
[実際]企業内部の業績管理や内部管理の資料までは、IFRSで作成することを強制されておらず、企業の独自の方法で作成すればよい。

これは、その通り。IFRSは財務会計(=外部報告)の基準なので「IFRS→内部管理」という要求は、基本的にありません。
なお、マネジメント・アプローチとして、内部管理資料等を開示する部分はあります。これは「内部管理→IFRS」。
また、金融商品における公正価値と償却原価の区分など、局所的には、IFRSに合わせた管理が必要になる場合が有り得ます。(償却原価の区分を分別できないと、公正価値の扱いとなる可能性がある。)
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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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