ヘッジ会計(324/365)

ヘッジ会計(Hedge Accounting)とは、ヘッジ対象とヘッジ手段との間の損益認識のタイミングのズレを調整する会計のこと。
つまり、原資産(ヘッジ対象)に対してヘッジ効果(相殺)を期待して、デリバティブなどのヘッジ手段で取引するのですが、これらを期間損益で扱う際に期ズレが発生して上手く相殺できない場合に先送りして調整する訳です。

現在のIFRS(IAS39号)では、以下の3つのタイプのヘッジ会計が認められています。

1.公正価値ヘッジ
2.キャッシュフロー・ヘッジ
3.在外営業活動体への純投資ヘッジ

ヘッジ会計は適用要件が厳格で、いわゆる金融実務でヘッジと認識しているものがすべて妥当する訳ではありません。ヘッジ取引は恣意性が高いうえに、本当にヘッジ効果があるか、また本来意図とは別の効果(他のリスク)を生じさせないか等も不明確な場合があるので、先送りに馴染まない性格があるためと思われます。

例えば、IASBのトウィーディー議長は、10月14日の日本での講演で「ヘッジ会計は損益の先送りであり、ヘッジ会計の適用範囲はできる限り狭めるのが適当と考えている」という趣旨の発言をしていました。

なお、ヘッジ会計は、IAS39号改定のフェーズ3として検討中であり、2010年1Qに公開草案が出される予定です。
公正価値ヘッジは、IFRS9号(IAS39号の部分的置き換え)の公正価値オプションで吸収される見込みのようです。
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