公正価値オプション(316/365)

公正価値オプション(Fair Value Option)とは、金融商品(金融資産、金融負債)の当初認識時において、損益を通じて公正価値で測定することを選択するものです。
この公正価値オプションの選択は、「オプション」の名の通り企業側の任意(一定の要件あり)ですが、当初認識時のみに指定可能であり、また取消不能です。つまり、適用のタイミングは当初の1回のみで、事後的な取消ができないので、そのつもりで意思決定する必要があります。

公正価値オプションの適用要件は、以下のいずれかの場合です。

1.会計上のミスマッチを消去又は大幅に削減できる。
2.文書化された戦略のもと、公正価値に基づく業績評価や管理がなされ、経営に報告されている。
3.組込デリバティブによるCF変換が重要で、組込デリバティブの区分処理が認容され得る。


公正価値オプションにより、要件が厳格で適用の難しいヘッジ会計を使うことなく、測定・認識上の不整合を削減することが期待されているようです。

なお、現在進行中のIAS39号改定でも、公正価値オプションは維持される見込み。(2及び3のパターンは廃止の予定)

ちなみに、日本基準には、公正価値オプションに相当する概念はありません。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

スポンサーリンク

最近のトラックバック
最近のコメント
検索フォーム
ユーザータグ

仮想通貨 IFRS 簡単図解 

楽天トラベル
amazonからのお薦め

FC2カウンター
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
リンク
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

xz400

Author:xz400
「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

Firefox
Firefox ブラウザ無料ダウンロード