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「会計学の誕生」読了




諸事情により読書の習慣がすっかり失われていました。もともと怠惰な性格なため、期日が決まっているか、定型的な習慣であること以外、あまり長続きしない傾向です。
ところが、これまた諸事情によって、このところ一定の待ち時間が発生することが多くなり、読書習慣も復活しつつあります。外圧がよい方向に作用。

そんな中で読んだ1冊が以下。

■「会計学の誕生」 渡邉泉 岩波新書 2017.11.21刊


体裁は新書ですが、内容的には専門書と言ってよく、対象読者は、会計や簿記の意義や歴史、会計史に興味があったり、学びたい方向けでしょうかね?
Web上でどなたかが推奨されていたので買ってしまった本ですが、単に、会計や簿記を学ぼうとする方が手に取るべき本ではありません。(注意)

[目次(章レベルのみ抜粋)]
序. 複式簿記のルーツを探る
1. 複式簿記の誕生
2. 複式簿記の完成
3. 成果最初の簿記書とその後の進化
4. 会計学の誕生
5. キャッシュ・フロー計算書
終. 会計の本来の役割

会計史にはまったく疎いので知らなかったことばかりですが、特に目から鱗だったのが、例えば複式簿記が先にあり、その簡明化として単式簿記が生まれた、というところ(p82)。単式簿記→複式簿記と進化したと、勝手に思い込んでいたのですが、逆だと。

なお、終章で、測定基準の変化、公正価値会計の存在意義と問題点について論じているように、著者はIFRSや米国会計基準(とおそらくそれに追随している今の日本基準にも)に強く反対する見解です。
その主張のため、過去の会計や簿記の歴史、つまり会計史についてまとめたのが本書のようです。
会計の目的は「信頼される正確な損益計算」であり、それは(未来でなく)過去の、(有用性でなく)信頼性にもとづく、事実計算であると。

ちなみに、管理人はIFRS賛成、資産負債アプローチ派なので、本書(特に終章)とはまったく異なる意見を持っております。(が、ここでは省略)


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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。