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ダイナミック・プライシング

1.ダイナミック・プライシングとは
ダイナミック・プライシング(Dynamic Pricing、DP)とは、需要と供給の実情に応じて商品・サービスを提供する価格(売価)を変えること。ダイナミック(Dynamic)は動的なこと。動的価格設定、変動料金制度。
日本経済新聞で「AIを使ったDP」という文脈で使われておりました。

■シェアサービス値上がりも AI活用し「時価」設定(2018.11.17)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3773458014112018QM8000/

2.ダイナミック・プライシングとイールド・マネジメント
プライシングと言うので、価格戦略のひとつとしての位置付けかと思われますが、従前からあるイールド・マネジメント(Yield Management)という用語と、おそらく同義かと。

ずいぶん前ですが、このブログでもイールド・マネジメントという語は、楽天トラベルの検索に関するこのエントリで使ってました。

イールド・マネジメントのイールド(Yield)とは収益、利回りのこと。

価格×数量=収益

なので、ダイナミック・プライシングは「価格」に、イールド・マネジメントは「収益」に力点を置いた用語とも取れますが、獲得する「数量」を最大化するという目的は共通です。

イールド・マネジメントは、ホテル業界や航空会社では、以前から当然のように使われている経営手法。
ホテルでは「その日に売れ残った部屋は腐る」と言いまして。身近なスーパーの値引きシールも、そういうことですね。

メーカーは一般に価格の変動をとても嫌い、価格そのままに内容量を減らすなどという姑息な方法を取ることがありますが、サービス業や販売業はより合理的です。(一般論として)
別に一物一価である必要は無く、より需給がマッチするならば供給側だけでなく需要側にもメリットがあります。

早割りとか、直前割りといった割引がその典型ですが、割引を無くして定価に戻したり、値上げしたりするのもそう。

3.価格変動のキモは需要
需給で価格を変動させるダイナミック・プライシング(又はイールド・マネジメント)では、需要の予測がポイントになります。短期的には供給の方は自社の制約で決まっていますので。(長期では増産や設備投資により供給も変動。)

これまでも、過去の販売データと現在~将来の需要動向から収益最大化するように価格や割引率を設定してきた訳ですが、そこでAIを利用すると。
上記記事では駐車場シェアやチケット販売が例示されていますが、ホテルや航空会社以外の業種でも需給に応じた価格変動が定着していくでしょうか。
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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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