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クラウドファンディングの資金受領側の仕訳

一昨日のエントリで、クラウドファンディングについて、
「資金の提供側から見た寄付、物品・サービスの購入、株式投資、融資が、Web経由ならばすべて同じクラウドファンディングと呼ばれ、これが概念を非常に判りにくくしている原因のひとつかと思います。」
と書きました。
これについて少々補足を。

例えば、クラウドファンディングで資金を得た(受領した)企業における会計上の扱いや仕訳はどうなるでしょうか。

寄付は、資金の受領側としては、P/Lの特別利益の受贈益になり、仕訳は以下の通り。

クラウドファンディング 寄付型の仕訳
現預金 XXX / 受贈益 XXX


物品・サービス購入の場合は、まずB/Sの負債の前受金として、商品・サービスの提供時に売上高に振替します。ごくふつうの、前払い方式による販売ですね。

クラウドファンディング 購入型の仕訳
現預金 XXX / 前受金 XXX
[商品等提供時]
前受金 XXX / 売上高 XXX


株式投資は、B/Sの純資産の資本金になります。(簡略化しています)

クラウドファンディング 株式投資型の仕訳
現預金 XXX / 資本金 XXX


融資は、B/Sの負債の借入金になります。借入金には返済があります。

クラウドファンディング 融資型の仕訳
現預金 XXX / 借入金 XXX
[借入金返済時]
借入金 XXX / 現預金 XXX


このように、資金受領側の会計上の扱いは、4つで大きく異なります。つまり、まったく異なる事柄であると企業会計では認識される訳です。
もちろん、資金提供側の扱いも異なります。

これらが、同じ「クラウドファンディング」という括りで呼ばれているのは判りにくいなぁ、ということでした。



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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。