野口悠紀雄先生講演会「トランプの経済政策について」

早大大学院の野口悠紀雄先生の特別講義「トランプの経済政策について」を聴講して来ました。
ポイントをメモ。

トランプ氏の経済政策で懸念されるのは、H-1Bビザ(特殊技能職に認められる就労ビザ)の廃止。もし実施されれば、ハイテク技術の才能が海外流出し、米国の技術開発力が低下する懸念が大きい。
Calexit(カリフォルニアの米国からの離脱)を求める声も出てる由。実際には困難だが。

すでにビジネスの生態系やサプライチェーンが全消滅しており、旧来型の製造業はもちろん、ITメーカーも米国での再興は困難。トランプ氏を支持したと言われる白人工場労働者が報われることは無い。
恩恵は、インフラ投資に伴う建設労働者くらい。

中国を為替操作国と認定し、45%の報復関税を課すなど、無理。消費者に反対され出来るはずがない。

TPPは、もともと日米双方にほとんど実効の無い制度。なので発効しなくても影響はない。ただ、すでに独自経済圏の確立に成功した中国にとって邪魔が少なくなったことから、日本に負の側面はある。
日本の経済外交の失敗で、中米に二股を掛けておくべきだった。

日本は、為替の影響で株価上昇、消費者物価もアップするが、実体経済には影響がない。実質消費は増えない。
恐れるべきは、米国の金利上昇に伴う、国内金利の上昇。財政破綻が目前となる可能性あり。

米国のITが凋落しても、日本がそれに成り代わることはない。
日本国内では、中国を未だに発展途上国や、せいぜい製造業の国と捉える人が多いが、まったく間違い。非効率な国営大企業は併存するが、他方でITやサービス、新興企業など、多くの点ですでに日本を大きく凌ぎ、米国に次ぐような国になっている。

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

スポンサーリンク

最近のトラックバック
最近のコメント
検索フォーム
ユーザータグ

IFRS 簡単図解 

楽天トラベル
amazonからのお薦め

FC2カウンター
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
リンク
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

xz400

Author:xz400
「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

Firefox
Firefox ブラウザ無料ダウンロード