個人事業主の帳簿の選択

税法における個人事業主の会計帳簿(以下「帳簿」)には、いくつかの選択肢があります。

■国税庁:帳簿の記帳のしかた -事業所得者用-(PDF)
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tebiki2015/pdf/44.pdf


上記や国税庁のサイトのドキュメントを読むと、

- 事業所得、不動産所得、山林所得が対象。

- 白色申告と青色申告で異なる。

- 白色申告は従前には一定の所得金額以下なら無帳簿でも許容されていたが、2014年以降はすべて帳簿必須に。

- 白色申告は簡易帳簿で可。具体的には、法定帳簿として収入金額や必要経費を記載した帳簿。他は任意帳簿。

- 青色申告は一定水準の帳簿の作成を条件に青色申告特別控除等の税法上有利な取り扱いをするもの。簡易帳簿と正規の簿記の原則(一般的には複式簿記)に従った帳簿の2パターンあり。

- 簡易帳簿の場合、青色申告特別控除は10万円。正規の簿記の原則に従った帳簿の場合、青色申告特別控除は65万円。

- 正規の簿記の原則に従った帳簿とは一般的には複式簿記。但し、簡易帳簿に加え「簡易帳簿では記帳されない預金・手形・元入金・その他の債権債務について、新たに「債権債務等記入帳」等を備付けて、全ての取引を整然と記録すること」も許容。(←ここが少し判りにくい)

- 帳簿ではないが、事業所得、不動産所得、山林所得の合計が300万円以下の場合、現金主義による所得計算も可。(届出要)青色申告特別控除は10万円。

図解にするとこのような整理になるかと。

白色申告
特別控除無し
青色申告
10万円特別控除
青色申告
65万円特別控除
簡易帳簿×
簡易帳簿(現金主義)×
簡易帳簿(改)
複式簿記

「簡易帳簿(改)」とは管理人が勝手に名付けたものです。
65万円の青色申告特別控除では正規の簿記の原則に従った帳簿が必須でB/SとP/Lの作成が義務付けられ、そのためには一般的には複式簿記が必要だが、(それだけでなく)簡易帳簿に債権債務に関する帳簿等を追加(改)しそこからの誘導によりB/SとP/Lが作成できれば許容する、ということでしょうか。

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