リスク・ポジション・マップ

<マトリクス・シリーズ>
前回はちょっと小物のSECIモデルでしたが、今回はリスク・ポジション・マップ。

リスク・ポジション・マップは、リスク対応の定石を発生頻度と影響度の観点から簡易的に表現したもの。リスク・マネジメント界隈では、基本的なモデルです。単にリスク・マップ、リスク・チャート等とも呼びますね。

縦軸:影響度
横軸:発生頻度
の2×2=4マスのマトリクスです。

リスク・ポジション・マップ
発生頻度
影響度リスク転嫁リスク回避
リスク保有リスク低減
 






オリジナルはPPMと同様に、マトリクスというより、正確には散布図。一般的には、縦軸が損失金額、横軸が発生確率になります。
また、これもPPMと同様に、3×3=9マス等に増やして、詳細化するパターンもあります。

リスク対応の定石は、
発生頻度が多く影響度の大きい右上は、リスク回避。
発生頻度が多いが影響度の小さい右下は、リスク低減。
発生頻度が低いが影響度の大きい左上は、リスク転嫁(移転)。(←ここが一番問題)
発生頻度が低く影響度の小さい左下は、リスク保有(受容)。

右上のリスク回避は、要するに「リスクを生じる原因自体の排除」、左下のリスク保有は「リスクを無視」なので、リスク・コントロールの対象となるのは、主に、右下(リスク低減)と左上(リスク転嫁)の部分になります。

リスク低減
は、事務ミス、製造不良や労災の撲滅みたいな話で、もちろん大切ですが、定式化等で基本的に対応可能。コスト-効果を勘案し、どこまでやるかというところ。

問題は、左上のリスク転嫁の部分で、ここはリーマン・ショックや大震災とか、ちょっと昔に流行った「ブラックスワン」を含む世界。保険等のリスク・ファイナンスがひとつの対策ですが、コスト-効果的に出来る対応には限界があり、また将来は不確実で移転できるリスクは限られます。ただ、そこが面白いところでもあり。





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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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