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経済効果に潜む欺瞞

大仰なタイトルにしておりますが、まあ、世間で言われる「経済効果」って、実はけっこういい加減じゃねぇ?!ということでございます。

先般、やっと北陸新幹線というのに乗ってまいりました。長野までは出張で何度か行っておりましたので、長野駅から乗車し金沢駅まで。平日昼間であったことを割り引いても、あまりにもガラガラでした。経済効果をX百億円とか言ってましたがね、まさかね。

シンクタンクの研究員などか、こういう分析をよくします。大昔、親しい友人が、近くでXX新幹線(北陸新幹線ではなく)の経済効果分析とかやっていたのを横目でみて、よく「BB(←そいつの名前)の大魔術!」等とバカにして、嫌がられておりました。(BBくん、ゴメン)

経済効果について、例えば、以下の3つくらいの問題点が浮かびます。

1. ベースとなる数値の恣意的選択

2. 乗算による効果の水膨れ

3. プラス面のみに偏向


簡単に解説します。
1. ベースとなる数値の選択
計算のベースとなる数値、例えば乗客数を恣意的に選択するようなことです。ある年はXXだから異常値なので外してXX年を使う(方が論証に都合が良いので)とか。これ、けっこうやられているかと。

2. 乗算による効果の水膨れ
経済効果は概ね金額ベースで算出します。その過程では乗算(かけ算)が多く使われますので、係数を1以上にして複数の係数を微妙に変えれば、あら不思議、ちゃんと論証に都合のよい(大きな)数字が出て来ます。これは万能。

3. プラス面のみに偏向
これはあまり指摘されないことかと思いますが、経済効果という場合にプラス面のみ強調され、あまりマイナス面を考慮しないようです。まあ、多くの場合、推進派が経済効果を算出するので、そうなっちゃうのは判らないでもないですが。
先日、TLで北陸新幹線で「あんなにガラガラで大丈夫か?」「いや、経済効果は北陸と首都圏でXXX億円らしいから」みたいな会話を見てしまい…。普通に考えれば、絶対的な支出規模が大きく変わらない限り、どこかが増えれば、別のどこかがマイナスになるはず。単なるシフトなら差し引きゼロ。例えば、金沢の観光収入が増えれば、京都が減る、とかいうこと。それなのに、北陸と首都圏の増加分同士を足してはどう考えてもダメだろうと。

経済効果うんぬんの話が出た場合には、あまりその数字を精査しても無駄でしょう。せいぜいその桁数が合っていそうか、大きく間違っていそうか、くらいが適当だと思います。
そのレベルのものです。

まあ、自分も昔はXXエリアの観光客数推計とか、ある食材の生産推計とかもやっていたので、あまり他人のことも言えませんが…。
(上記のような問題点をできる限り無くすようにしていました)
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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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