カーナビに将来はあるか?汎用化と無人化の狭間で

日本経済新聞でカーナビに関する記事を見て、考えたことを少々。

■カーナビ「多機能化」路線へ(2015.10.10)
大型やハイレゾ、スマホに対抗


カーナビというビジネスや業界が将来どのようになるか、極めて明白だと思います。それは、市場の大半の消滅で、確率的には「こうなる予測」です。

横道に逸れますが、管理人は予測を確率によって大まかに、そうなる予測、なるかも予測、なったら予測に分けて考えます。確率が大きい方から、

そうなる予測 > なるかも予測 > なったら予測


という関係ですね。
カーナビ市場の消滅は、(ブラックスワン的な)何かとてつもないことでも生じない限り、そうなるという極めて高い確率の予測でしょう。少子化が十数年前から予測され、その通り現在の状況を招いたのに近いと思います。

カーナビ市場については、主に2方向から浸食が進むと考えています。
(なお、管理人はカーナビ・メーカーの仕事はしておりませんし、このあたり特に専門でもありません。なので、間違ってるかもしれません。一応、念のため。)

ひとつは日経記事にもあるようにスマホ業界?から。スマホは携帯電話などではなく、ハンドヘルド・コンピューター。iPhoneは手のひらサイズのUNIXマシン。
これは汎用化の流れで、ワープロがPCに負け、携帯型の電話、オーディオ・プレーヤー、ゲーム機、デジカメがスマホに負けつつあるのと、同じ構図ですね。

もうひとつ大きいのが、自動車の無人化(自動運転、無人運転)。日本だけでも毎年4,000人以上が交通事故でなくなっています。人間のような、集中力が持続せずミスの多い存在が、自動車の運転のような複雑で精密な操作を安全におこなうのは基本的にムリなのです。運転の自動化は必然で、それは世の中でいま考えられているよりもずっと早くやって来ると思います。(願望も含めて、ですが)
自動車が無人化されるためにはおそらくカーナビ技術が死活的に重要ですが、逆に言えばカーナビが独立して生き残る可能性は早々にゼロに近づくはずです。ごく当たり前ですよね…。

カーナビ市場が将来的にほぼ消滅することに異論がある人は、多分、ごく少ないのではないでしょうか。問題は「いつ」頃か、という時間軸だけ。
なので、カーナビ・メーカーの経営者のすべきことは、今はまだ価値のある自社のビジネスや技術を、それを必要とする企業に売却することかと。市場の消滅に向けてCFはどんどん減少していくので、できれば早いタイミングで事業を売り抜けるのがベターであり、それがまたカーナビ技術を将来に生かしていくことでもある、と思うのですが。
なんで「多機能化」になるのか、まったく判りません。経営陣が何を考えているのか(又は何も考えていないのか)、とても興味があります。
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