学校のPC台数と生徒の成績は逆相関しない

以下のリードを読むと、まるでPC台数と生徒の成績に逆相関がある(=学校のPC台数が増えると生徒の成績が下落する)ように思えますが、おそらく完全なミスリードなり。

■学校のPC増えると生徒の成績下落 OECD調査(2015.9.15)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000016-asahi-soci


成績下落を防ぐには、PC台数を減らす必要があるような論調です。まあ、元記事は朝日新聞デジタルなので、捏造には驚きませんが(違。

いや、本当は一瞬アレっと思いましたが、これ典型的な疑似相関のケースかと。疑似相関とは、本当は相関がないのに、表面的に相関があるようにみえること。

例えば、教員のPCによる教育スキル(以下「教員PC教育スキル」と略)が、従来の教育スキルより大幅に低い場合を仮定してみます。すると、PC台数の拡大≒PCによる教育時間の拡大(従来型の教育時間の減少)により、生徒の成績が下落するはず。
つまり、相関があるのは、教員のPCによる教育スキルと生徒の成績。または、より一般化して教員の教育スキルと生徒の成績の間。これなら、相関というより、因果関係として当たり前ですよね。

PC台数を増やしているのは、PCによる教育スキルが従来型より(少なくともある部分では)優れていると考えられるから。それなのに、(PCではなく)教員のスキルがネックになって、逆に生徒の成績下落を招いているのでは。

生徒の成績を下落させないためには、教員のPCによる教育スキルを上げることが必要。これが結論でしょう。PC台数を成績下落の要因とする議論は、極めて筋悪です。
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