日経「わかる国際会計基準」①~⑤

日本経済新聞に2015.9.1から9.5まで「わかる国際会計基準」としてIFRSの記事が掲載されました。

■わかる国際会計基準① 日立など採用150社へ
海外展開やM&A円滑に 主力企業【解説】内需関連に広がる

■わかる国際会計基準② 消えた営業利益 開示項目、重要性で判断

■わかる国際会計基準③ M&Aの「のれん」費用計上せず 価値が下がれば減損処理

■わかる国際会計基準④ 研究開発は「資産」 製品発売後に費用計上

■わかる国際会計基準⑤ しぼむ売上高 正味の収入「純額」で示す


基本的に、これまで何度も取り上げられて来た論点等ですが、採用拡大に伴う再確認という位置付けなのでしょうか。

ただ、細部の書きぶりが不正確で、いちいち気になります。
①では、IFRSの意義やメリット、採用状況等を概説。未だに「アイファース」と書くのはどうか。

②は、P/L表示の論点で、営業利益の項目を開示から外した三井物産や特別損益を外したデンソーの例。「IFRSでは企業が「投資家にとって重要かどうか」を判断して開示する項目を決めることができる」とあるが、財務会計として当たり前のこと。営業利益、経常利益等の計算過程における比較不能な利益表示には概ね意味はない。

③は、のれん非償却の論点。修正国際基準(JMIS)の2大論点のひとつ。珍しく「のれん代」と書かなかったのはよいが、日本基準ではまるで減損処理が無いような書きぶりは如何か。

④は、開発費の資産計上の論点。日本基準視点なのか「研究開発費」と書いてあるのが判りにくい。IFRSでも研究費はすべて費用計上で、開発費の一部のみが無形資産に計上。

⑤は、売上の純額計上の論点。「日本基準では取り扱う総額を売り上げに計上できる」とあるが、売上計上に関する記述が日本基準にはない、というのが正確かと。





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