青森公立大学で数千円の本を5億円強と資産計上

青森公立大学における本の資産額の計上ミスの件が話題のようでしたので、遅ればせながら見にいってみました。

■過去の事務処理ミスに起因する資産の金額修正に関するお詫び(2015.6.11)
http://www.nebuta.ac.jp/news/2015/news_20150611_02.html


2~4千円ほどの書籍3冊が各約5億円(3冊ともひと桁まで同額)と5桁も間違っていたほか、十数件のミスがあったようです。
図書全体の資産額約25億円が16億円ほど減額され、9億円くらいになるでしょうか。約3倍の過大計上で、最近流行りの言葉で言えば「不適切会計」。

不明寄贈図書等の調査過程でたまたま発見されたというのが、まあ大学らしいです(笑)不明寄贈図書が無ければ、そのままだったという訳で。

3件のミスの理由を「システム変更時の障害」としていますが、これもちょっとよく判らないですね。人間が錯乱するようなことはシステムにはないので、システムの障害で数字が勝手に入力される訳はなく、そういうプログラムになっていたのでしょう。まあ、バグという意味なのでしょうか。

10万円を超えるような本は(一部の稀覯本を除き)ほとんどないので、桁数で入力チェックするのは簡単。システム変更時にはこういうチェックを普通におこなうので、本件のような5桁なんてミスはあり得ないと民間人は思いますが、それが容易に起こるのが、官製のクオリティですね。
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コメント

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Re: No title

柴田ススムさん。コメントどうもです。

> その人は、「価格算定不能な本の場合、価格を入力する欄に"空白"を入れる運用だったのではないか?」と推測しています。
> 「空白」の文字コードを10進数の値に直すと、今回問題となった「約5億3897万」になるんだそうです。
> つまり、人間が入力した「空白」文字を、システムが「数値」として解釈してしまったことが真相のようです。
なるほど、納得です。おそらくそれが原因ですね。

システム開発に関与した際、SEが仕様書テーブルの「空白」を嫌がり、必ず「NUL値」とか、入力していた記憶が蘇りました。

No title

始めまして。
柴田ススムと申します。
いつも貴ブログで勉強させてもらってます。

この事件(?)について、某SNSで興味深い分析をしている人がいました。

その人は、「価格算定不能な本の場合、価格を入力する欄に"空白"を入れる運用だったのではないか?」と推測しています。
「空白」の文字コードを10進数の値に直すと、今回問題となった「約5億3897万」になるんだそうです。
つまり、人間が入力した「空白」文字を、システムが「数値」として解釈してしまったことが真相のようです。

プログラミングの知識がある人間なら、この「約5億3897万」という数値を聞けばピンとくるようです。
もしかしたらこの類のバグは、新人プログラマーがやりがちなミスの「あるあるネタ」なのかもしれません。
(プログラムのミスなのか、要件定義のミスなのかはわかりませんが、システムのバグであることには変わりないでしょう。)

システム変更の前も後も、個別の図書の価格欄に入力されている文字は同じはずなので、たとえ入力データを目視で一つ一つ突合しても、この問題は見つけられなかったと思います。
システムによって算出された「全図書の総額」を比較すれば、16億円も跳ね上がっていることに気づいたはずですが、それは盲点だったのでしょう。
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