リース簿外化の弊害 スカイマークの事例

いつも勉強させて頂いている会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)さんのブログに注目!破綻したスカイマークの財務、特にリースに関するエントリです。

■「「スカイマーク」総資産以上の隠れ債務(zakzakより)」(2015.3.16)
http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/7597.html


リースの経済効果は借入による物件取得&利用とほぼ同一ですが、多くはファイナンスリースに該当しないように案件組成するのでオペレーティングリースとなり、財務上はオフバランスにされてしまう、という大問題。いくら財務分析(経営分析)とか言っても、財務データ自体が粉飾(事実と異なること)されていては、どうしようもありません。
企業アナリストの方は、わざわざリース取引を(判明している限り)補正して、財務を分析されています。

管理人がIFRS強制適用を支持する論拠のひとつとして、リース基準改正への意欲があります。前IASB議長トゥイーディー卿は「早く、オンバランス化された飛行機に乗りたい」と講演でリースの簿外化を揶揄し、リース基準改定を進めました。(まだ基準は確定していませんが)
日本の基準策定団体には、このような果断な政策は望むべくもありませんので、外圧で正しい道を行かせるしかないと思います。

過去、直接的に実害(?)を受けたこともあります。
担当していた企業が(航空機ではなく)船舶を取得していたのですが、リースを利用したため借入金に変動がなく、少しの期間騙されていたという情けないお話。ある日所蔵船リストの船舶が数隻増えていることに気付き、問い詰めたところゲロしたという…
ちなみにその企業も、その後だいぶたってからですが、破綻したようであります。

過去の金融逼迫期において、リース取引に社会的な有益性があったことを認めることはやぶさかではありませんが、すでに主な役割は終えています。チェリーピッキングを許容し、オフバランスや目に余る租税回避などという反社会的な行為の温床となっているだけ。
実態に見合った財務上の取り扱いにより、このような悪弊を取り除くのが肝要と考えております。

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