統合報告書の発行増加?

2015.2.21付、日本経済新聞の投資情報面より。

■「統合報告書」の発行急増 昨年5割増 非財務情報を手厚く
(2015.2.21)


統合報告(Integrated Reporting)とは、財務報告(Financial Reporting)と環境報告書やCSR報告書などのその他の報告(非財務報告、Non-Financial Reporting)とを、統合した企業経営の報告書のこと。

導入の背景のひとつに、日本版スチュワードシップ・コードの導入が挙げられています。

2014年に統合報告書を発行したのは142社で前年比48%増加とのこと(ESGコミュニケーション・フォーラム調べ)。
「発行急増」とありますが、もともとが少ないので増加率が大きく出たのでしょう。日本の上場企業数(3,474社、東証 2015.2.20現在)に対する割合では約4%となり、まだまだ誤差の範囲です。

また、記載される非財務情報は様々のようで、記事では東芝がいわゆる環境報告、吉野家ホールディングスが衛生管理や食の安全対策、住友金属鉱山(2017年3月期より)は権益を有する鉱山の労働状況とあります。これらをみんな一律に「統合報告」と呼んでしまうのも、少しミスリードのような気がします。

[参考]
統合報告の推進団体である国際統合報告委員会(IIRC、International Integrated Reporting Committee)のサイト。
■国際統合報告委員会(IIRC)
http://www.theiirc.org/

国際統合報告評議会(IIRC)が 2013.12に公表したフレームワークの日本語訳(日本公認会計士協会が翻訳)はこちら。
■国際統合報告フレームワーク 日本語訳(2014.4、PDF)
http://www.theiirc.org/wp-content/uploads/2014/04/International_IR_Framework_JP.pdf

統合報告書に関連する過去のエントリは、こちらこちら


持続可能性とイノベーションの統合報告  非財務情報開示のダイナミクスと信頼性持続可能性とイノベーションの統合報告 非財務情報開示のダイナミクスと信頼性
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