JR東日本 東京駅開業100周年記念Suicaの仕訳

東京駅開業100周年記念Suica」の申し込みが約499万枚に。

■「東京駅開業100周年記念Suica」の申込受付状況について(2015.2.18)
http://www.jreast.co.jp/aas/20150218suica100.html/


当初発行予定(1.5万枚)の330倍。実売ではないものの、凄すぎる。一部に「炎上マーケティング」という評もありますが、これは穿ちすぎというか、JR東日本を買い被り過ぎでしょう。彼らには、そんなセンスも意欲もないです(毒)。まあ思いもかけずブームになってしまった、ということかと。

さて、気になったのは、@2,000円×499万枚で「約100億円の売上」とか「XX億円の利益」と書いてる記事があること。収益認識に関連する興味深い論点が垣間見えます。

販売価格2,000円の内訳は、預り金(デポジット)500円、チャージ金額1,500円。なので、販売時のJR東日本の仕訳は日本基準でも、あるいはIFRSでも、

(SUICA1枚につき)
現金2,000/預り金500、前受金1,500


後はチャージ部分が使用されるたびに、以下の仕訳が立つ。

前受金XXX/売上XXX


それゆえ、全ての予約分が完売した場合の各期の累計でも、売上は約75億円止まりになります。
利益は通常の営業と同枠で計算します。JR東日本の2014.3期は鉄道事業の営業利益率15.6%、全事業の経常利益率14.2%なので、約15%と仮定すると約11億円。こちらも、一期に計上される訳ではなく、累計です。

なお、預り金(デポジット)部分については基本的に売上にはなりません。ただ、マニア(鉄)は返金を要求しないと仮定すると、おそらく退蔵益が生じ、いずれかのタイミングで、

預り金500/雑益500

と収益認識するのかと。


国際財務報告基準(IFRS) [特別追補版] IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」国際財務報告基準(IFRS) [特別追補版] IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」
(2015/02/21)
企業会計基準委員会、 他

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