残念事件

2015.2.10付、日本経済新聞夕刊の一面左下、明日への話題欄。元検事総長但木敬一氏のコラム「判例は世につれ」が、慰謝料に関する画期的判決である残念事件に触れていました。
最も好きな事件のひとつなんで、とても嬉しい。

■残念事件(大判昭和2年5月30日)


かつて、慰謝料は個人の苦痛の賠償であり金銭債権化&相続には賠償請求の意思が必要とされていました。判示は「残念残念」を、慰謝料請求の表明だとして、その相続を認めたものです。

お判りの通り、文言的には「残念残念」が慰謝料請求であるはずもないのですが、最高位の裁判所(大審院:当時)が、こういう理屈で請求を認めた、というところが非常に重要なのです。法律の本質というかキモは、「正解」という真理の追求などではなく、単なるバランスの調整ですので。

なお、記事では「残念残念」までしか書かれていませんが、被害者の言は「残念、残念、相手が悪い」だったと記憶。後半の「相手が悪い」部分が非常に重要なので、法律を勉強される方は、マーカーを引いてキチンと記憶しておくことをお薦め致します(←嘘)。


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(2013/09/02)
千葉県弁護士会

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