スピード・ブランディング

『スピード・ブランディング』 鳥居祐一 ダイヤモンド社 2008.12.4刊

ミリオネア・コンサルタントである著者が、「個人」としてのブランド確立の必要性と手段について、論じています。
■著者のブログ:『賢者の交友録』
http://blog.livedoor.jp/t4109/

[目次]
1.今なぜパーソナル・ブランディングなのか?
2.個人ブランドを確立することのメリット
3.なぜポジショニングが重要か
4.ブランディングの7つのステップ
5.ブランディングに必要なツール作りのポイント
終章.社会的意義と影響力

内容は「ブログやメルマガを始める」など、基本的な事項ながら、素朴な正論が多いです。

第4章 ブランディングの7つのステップ(p108)

1.肩書を考える
2.プロフィールを作る
3.ブログやメルマガを始める
4.ホームページを作る
5.勉強会やセミナーを開催する
6.専門性の高いレポートや小冊子などで情報を提供する
7.出版する


ネットで集客してリアルで販売(p169)、情報の先出しはMUST!(p170)なども、正しい見解でしょう。
ただ、挙げられている事例や、モノ、ヒトなどに、なんか同感しにくいものを感じてしまいます。それも多少というのではなく、こちらの人格まで疑われそうなレベルで。そのため、内容はあるのに、お薦めしずらい本です。

[如何なものか(ダメ出し、いちゃもん、横槍など)]
「大富豪」「カネ」「儲かる」「成功哲学」…とかにコダワリすぎ(拘泥?)ており、出てくるブランドは、フェラーリ、リッツ・カールトン…。ハッキリ言うと、バブル紳士(死語)的な違和感があるのです。
例えば、「上手い肩書を付けて、その分野の第一人者として活躍している人」のリスト(p113)がありますが、これが見事に怪しい人ばかり(笑)管理人が本で読んだのは藤井孝一さん、本田直之さんくらい。それも、初めの3冊くらいまで。あとは、見た記憶があるのに、購入するのを憚るような本やブログ主が多い。
また、著者のスタッフで、怪しいビジネスに手を出して親戚・友人を巻き込み、ちょっと前までフリーターをしていた人が、更生して家賃30万円のマンションに住んでるという話も書かれています(p149)が、このあたりも??そもそも、そういう生活感なので、マルチにハマるのだし、収入激減などのインパクトがあると簡単に浮浪者になってしまうのでは、と思いました。つまり、ロジックが逆だし、更生してない、変わっていないというべき。「スタッフ」だそうなので、単なる社員ではなく、連携している個人事業主、富裕層なのかもしれませんが、それにしても、異常に写ります。年収いくらなんだよ、ちょっと金が入ると高級マンションかよ、と。
まあ、著者 は富裕層マーケッター、ミリオネア・コンサルタントなのだそうで、管理人ような一介のサラリーマン的センスと合わないのも、仕方ないのかもしれません。また「10人のうち9人に嫌われても1人の熱烈なファンを作れるのであれば、その方がよほど価値がある」(p214)とも書いておられますので、言行一致しているのでしょう。でも、それって、洗脳の手口じゃね?

でも、この「怪しさ」が、鳥居さんのブランディングなんでしょうね。

[私的INDEX]
USP、パーソナル・ブランディング、マネーリレーション、プロフィール、学歴ロンダリング、マイメディア、シングルソース・マルチユース、コンテンツのキャッシュ化

お薦め印:★★☆☆☆(ミリオネア・コンサルタントって…)

スピード・ブランディング―普通の人がブランドを確立し、成功を加速させるスピード・ブランディング―普通の人がブランドを確立し、成功を加速させる
(2008/12/05)
鳥居 祐一

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パーソナル・ブランディングについては下記の「パーソナル・ブランディング」がお薦め。本書にも名前が登場する「レバレッジ」の本田直之さん(が有名になる前)の訳書です。

パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出すパーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す
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「生涯一コンサルタント」として、人生後半における生きがいを探索しながら、迷走中です。