現状分析シリーズ(1)コンサルタント利用のメリット

このブログでは、これまでコンサルティングの基本的な部分については、あまり言及したことがなかったです。主目的は自己の頭の整理ですが、できるだけ読んで頂いても役立つように書いてみたいと思います。よろしかったら、どうぞ。

コンサルタントを利用するメリットのひとつとして、経営の現状分析があると思います。というか、実はこれが最大のメリットです。
現状分析とは、課題抽出(Fit&Gap)や代替案(Option)作成のため、企業やその業務等を調査し分析すること。成果物として現状分析報告書(Fact Book)を作成する。
管理人はファクトファインディング(Fact Finding)とも呼んでますが、M&A業界で使うデュー・デリジェンス(Due Diligence)なんてのもほぼ同義ですかね。

こう言うと、「現状は、実際に業務をやっている自分たちが一番判っている」とか、「部外者に何が判るか」と返されることもあるのですが。確かに、自社の情報や知識はその会社の方が最も有しているでしょう。

コンサルタントは、

1.客観的な視点で
2.利害関係の無い第三者が
3.的確な手法により

分析できる、というところに優位性があります。
まあ、3は担当する者の能力・スキル次第ですが…

手法については後々書きたいと思いますが以下では割愛し、特に1と2について。

1は、文字通り、分析対象となる企業を客観視できる、つまり他の同業の会社などとの比較を前提に分析する、ということ。これは単に、以前に他の企業を分析した経験にもとづく、というだけではありません。(経験も大事ではありますが)
経営コンサルタントは、企業の「あるべき姿」を考える訓練を受け、企業や各業務レベルでの理想像や標準パターン等を常にイメージしています。現状分析は、それらの土台の上でおこなうので、分析の枠組み(フレームワーク)を有しているということです。

2は、すぐお判りと思いますが、分析ではどうしても分析者の立場や利害が反映することへの対案です。社内的な意味での客観性ですね。例えば、営業の方が分析を実施する場合であれば、営業部門の立場を前提に製造部門や間接部門を見ることになりますが、これが大きな偏向を生んだりする。経営者がやる場合も同様です。
課題が生じている以上は、たとえ自身のことでも、よく判らない(判っていない)部分があるはず、という基本的な認識が重要です。

という訳で、分析の枠組みと立ち位置、それに(あれば)手法が、コンサルタントが現状分析するメリットです。

繰り返しになりますが、経営において現状分析は非常に重要です。
コンサルタントにも「解決」や「解答」(のみ)を求める方がいますが、現状の分析なくして解が得られることはありません。逆に、現状分析がキチンとできれば、課題抽出や代替案作成は自ずとできてしまう場合が、実は多いです。

これから少し、現状分析について、「現状分析シリーズ」と称して引き続き書いてみたいと思います。


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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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