会計勉強会「修正国際基準(JMIS)の公開草案の概要」聴講(下)のれんの非償却

日本証券アナリスト協会(SAAJ)の会計勉強会「修正国際基準(JMIS)の公開草案の概要」の聴講(上)に続く後半。

修正国際基準のIFRSとの違いは「のれんの非償却」と「その他包括利益(OCI)のリサイクリング処理及び当期純利益(純損益)に関する項目」の2つです。

質疑のコーナーで、先般、日経の記事になっていたIASB議長ハンス・フーガーホースト氏へのインタビューにおけるのれんの件(こちらのエントリ)も取り上げられました。
結論は、概ね管理人の推測通りで、IASBがのれんの定期償却へ舵を切る可能性は、現状ではごく低いとのことです。

日本では、特に財務諸表作成者であるメーカーから、のれんの非償却に対して強く違和感が主張される、とのこと。(←複数回発言されてました)

のれんの減損が適時に実施されていない(後送りされている)のではないか、という疑念はIASBにもあり、そのため適用後レビューでの検討は始めている由。また、ハンス議長は個人的には定期償却に理解を示しているとも。ただ、他方「償却期間20年は長すぎる。7年で…」とも主張しているそうで、日本の主張とは隔たりがありそうです。

なお、ASBJは、今年7月に欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)、イタリア会計基準設定団体(OIC)と共同で、「のれんはなお償却しなくてよいか-のれんの会計処理及び開示」というディスカッション・ペーパーを開示しています。欧州でも、のれんの扱いに議論が出ていることは確かなようです。

■のれんはなお償却しなくてよいか―のれんの会計処理及び開示(2014.7.22)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/iasb/discussion/discussion_20140722.shtml




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(2014/08/30)
不明

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