野菜を食べないと貧乏、という因果関係?

本日のお題は、またまたTLで知らせて頂いた、PRESIDENT Onlineの勝間和代女史のエントリ。

■勝間和代「なぜ野菜を食べない家は貧乏なのか?」(2014.7.13)
http://president.jp/articles/-/12912


なつかしいですなあ、勝間女史。管理人は、カツマー・ブームの頃には、こんな異論などを書き散らしておりましたが。

その勝間さんが、

野菜を食べない家庭→収入が低い

という前提で野菜や自炊の大切さを説いている文章です。

主張されている内容や価値観は管理人には、かなりうなずける点もあるのですが、前提のロジックが、そもそも相関関係と因果関係の混同や因果の逆転ではないか?というのが論点。

2ヶ月くらい前に、あるセミナーでお話したのですが、そこで強調したかったことのひとつが、この「相関関係と因果関係を混同しない」、あるいは「因果関係の逆転に注意する」ということでした。世間一般はもとより、統計分析やデータマイニングの専門家と称する方々などにも、このような混同等が多く見られます。明らかに、故意にしている(悪意)ケースもあり、それらに騙されないことは大切です。

はてさて、みなさまは、勝間女史の話、どう思われたのでしょうか?
この件に関しては、管理人は相関と因果の混同とか、因果関係の逆転とは感じず、ただ、因果関係として取り上げるには説得力が弱いケースなのではないか、と思いました。

ちなみに、勝間さんの文章の最後のページでは、もうひとつ似たようなロジックが挙げられています。

太っている人→借金持ちが多い


こちらは、先の「野菜を食べない→収入が低い」より、更に問題がありそうで、

1. そもそも借金が多いのは悪いことか?(結果自体の是非)

2. 借金が多いというが、資産(又は収入等)も多ければ問題ないのでは?借金-資産等の純債務による統計でなければ意味がない?(データの定義の問題)

3. 巨額な借金を持つ人のデータが結論を歪めていないか?(データの標準性や異常値排除の問題)

などという点も指摘できるかと。

まあ、世の中には「XX財布を持っているとお金持ちになれる」みたいな本も売られており、買ってしまう方もいる訳ですけどね。

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