三品和広「リ・インベンション」(4)

だいぶ間が空いてしまいましたが、三品和広先生の「リ・インベンション」に関する備忘録の続きもアップ。
(過去記事は、こちらこちらこちら

本書の内容全体には、あまり異論はないのですが、イノベーションの定義が…
シュンペーターのイノベーションの定義はもとより、一般的な定義(例えば楠木建先生「経営センスの論理」)に比べても、非常にズレている。
具体的には、「技術」だけに絞り込み過ぎなのと、「革新」と言えないのを含んでいることに違和感。

前者は、要は、モノづくりに寄り過ぎということで、そこにフォーカスすると、解が極めて限定されてしまう。

後者は、技術の単なる「改善」までを含んでしまう、という懸念。例えば、イノベーションに拘った失敗例として冒頭に挙げられている、津田駒工業のケース。これは、本当にイノベーションのケースでしょうか。疑問です。
楠木さんのいう、第1の「不連続」に相当するかは置くとしても、第2の「顧客価値」には該当しないのでは。だって、顧客から見て、以前とまったく同じ機能に過ぎないのですから。絵画の例は、管理人の感覚では、ほぼすべてイノベーションには該当しない、改善の例だと思われます。


リ・インベンション: 概念のブレークスルーをどう生み出すかリ・インベンション: 概念のブレークスルーをどう生み出すか
(2013/03/15)
三品 和広、三品ゼミ 他

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経営センスの論理 (新潮新書)経営センスの論理 (新潮新書)
(2013/04/17)
楠木 建

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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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