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アンガー・マネジメント

『アンガー・マネジメント』 安藤俊介 大和出版 2008.10.1刊

アンガー(怒り)をコントロールしてどのような自分になりたいか、という観点から、分析的手法により怒りを認識し、自己の管理下に置くための方法やツールを紹介しています。

[目次]
序.できるビジネスマンほどイライラ、ムカムカにふりまわされない
1.人間関係を劇的に変える! アンガー・マネジメントのしくみ
2.「なりたい自分」のイメージトレーニングから始めよう
3.「カチン!」「ムカッ!」ときたときの、感情の抑え方
4.記録することで、あなたの怒りを「見える化」しよう
5.無理せずできる! 「怒らないしくみ」のつくり方
6.本心が伝わるコミュニケーション・スキルを身につけよう

[ポイント]
はじめに(p8)で「事実、アメリカでは老若男女、国籍問わず、あらゆる人が実践しています」というのは、明らかに言い過ぎ、誇大広告でしょう。あらゆる人が、アンガー・マネジメントを実践しているなら、かの国が、これほど他の国々の人々から嫌われるはずはない(笑)「実践している人は、老若男女、あらゆる国籍に及びます」くらいなら、許されるか。→意味は、まったく違いますが。

ただ、内容は極めて常識的で、説教的だったり、宗教・スピリチュアル的な要素はまったくない。マネジメント手法を使い、「怒り」に対して分析的にアプローチします。対処方法は具体的で、基本的にツール(例:アンガーログ)を用いるものが多く紹介されています。まあ、いかにも、アメリカ人が好みそうなつくりです。例えば、タイム・マネジメントやビジネス・コンサルティングの手法などに、極めて近いです。

個人的には、胸の痛い指摘が多数。これも、これも…、オレのこと(事例)なんじゃね?という感じ。
アンガーログ、付けてみたいが、1日数十枚になってしまうもんなぁ。困ったもんです。
掘り出し物のノウハウ本。非常に、お薦めです。

[如何なものか(ダメ出し、いちゃもん、横槍など)]
大和出版さんなので、あまり言っても仕方ないかもしれませんが、編集がかなり弱い。キーワードの多くを日本語に訳さず、生半な横文字を直接使っているため、非常に読みにくい(コンサルタントもこういうことをよくやるので、他人のことはあまり言えないのだが)。しかも「・(中点)」をいれたり、いれなかったり、一定していない。文章に入れているボイド(強調)の箇所もユレていて、違和感ありありです。マーキングしながら読んでいると、そのたびに「イラッ!」とする(それが、イカンのじゃが)。

p67の「アンガー・マネジメントのしくみ」図版では、肝心の章が(おそらく)誤記されています。衝動のコントロールは、第「2」章→第「3」章が正しいのでは。>大和出版殿

なお、本書の前提には「他人と穏当にコミュニケーションし、人間関係やビジネスを上手くやること」が善である、という強い価値観があります。これは、現代日本の一般常識とは、そう外れていないとは思いますが、そう考えない人や集団も存在することも事実です。(これは本書の対象範囲外のことですが。)

[私的INDEX]
怒りが生まれるまでの3段階、コアビリーフ、行動の修正/認識の修正、衝動のコントロール/長期的な行動の修正、アンガーログ、ソリューションフォーカス、ミラクルデイ・エクササイズ、ディレイテクニック、カウントバック、グラウンディング、コーピングマントラ(対処呪文)、タイムアウト、退却戦略、スケールテクニック、怒りのレベル、アンガーログ、ストレスログ、トリガー思考、3コラムテクニック、リフレーム、ブレイクパターン、コミュニケーションの修正、アサーティブコミュニケーション

お薦め印:★★★★☆(一家に一冊)

[本書の構成とツールをまとめたマインドマップ(クリックで拡大)]
アンガー・マネジメント


アンガー・マネジメント―アメリカ・エグゼクティブの間で爆発的に普及! イライラ、ムカムカを一瞬で変える技アンガー・マネジメント―アメリカ・エグゼクティブの間で爆発的に普及! イライラ、ムカムカを一瞬で変える技
(2008/09)
安藤 俊介

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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。