「誤解に基づく5つのIFRS批判」

企業会計の2011年1月号に、「誤解に基づく5つのIFRS批判」という記事が掲載されています。「投資家が見たIFRS 財務諸表はどう変わる?」というシリーズのようで、ファンド・マネージャーである大和住銀投信投資顧問の窪田真之さんが執筆。
■「誤解に基づく5つのIFRS批判」企業会計 2011.1号

「誤解」として挙げられているのは、以下の5つです。

1.IFRSは時価至上主義

2.当期利益が重視されなくなる

3.出荷基準が使えなくなる

4.工事進行基準が使えなくなる

5.開示コストが大幅に増加する

(記載順、番号は管理人が便宜的に付与)


IFRS批判をする多くの人たち(すべてではありませんが)は、単にIFRSが嫌いなだけで、「誤解」している訳ではなく、そもそも論理的な批判もあまり無い場合がほとんどだと思います(笑)

ここで、気になったのは3と5の項目。

3.出荷基準が使えなくなる
「IFRSの収益認識基準=着荷基準」という誤解がある「みなし着荷基準」でもよい、というように書かれています。
しかし、管理人の認識では、原則として、IFRSは検収基準です。つまり、a→bではなく、a→c。そして、有り得るとすれば、みなし検収基準ということかと。

a.出荷基準→b.着荷基準→c.検収基準


そもそも、出荷基準でビジネスしていること自体が大問題とは、思いますが。だから、押込販売、仮装販売なんてことが、頻繁に起きてしまうんで。

5.開示コストが大幅に増加する
これはねぇ、間違いなく、大幅に増加してしまうでしょうねえ。
こちらに書かれているように、「重要なものに限った開示」となれば、作成者、投資家ともにハッピーなんですが、事勿れ主義のはびこる日本では横並び(重要性を考慮しない)の開示となる可能性が極めて高いでしょう。
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