日経「経営危機時のデリバティブ解約凍結」!?
2014.10.11の日本経済新聞、一面のトップの派生記事より。
昨日に引き続き、金融関係に反応。
金融安定理事会(FSB)は、巨大銀行への規制として、
とのこと。
FSBは、「Financial Stability Board」の略。実質的にG20配下にある銀行監督当局者の組織です。「Federal Security Service of the Russian Federation(ロシア連邦保安庁)」ではありませんので、お間違いなく。(←以前と同じネタ)
巨大銀行への規制、いわゆるG-SIBs関連の合意です。
管理人の頭が悪いせいだと思うのですが、この規制の効果がよく判りません。取引が連鎖的に崩れていく(システムリスク)のを防ぐ目的に、どう資するのでしょうか。
金融派生商品(デリバティブ)といっても、無数といってもよいほどのタイプがあるので説明しにくいですが、例えば、「解約」する、ということは取引相手側が「勝っている」訳ですよね?その状態の解約を禁止して、破綻銀行側にどんなメリットがあるのか…。現状固定が、効果なのか?
あと、この規制は「巨大銀行の経営危機」に際して、その取引相手が解約できなくなるので、巨大銀行だけの問題ではないです。取引相手がたとえ地銀でも、解約できなくなる、という理解でOK?つまり、世界の金融派生商品取引全体に影響する問題かと。
■経営危機時の解約凍結 金融派生商品 銀行連鎖破綻防ぐ(2014.10.11)
昨日に引き続き、金融関係に反応。
金融安定理事会(FSB)は、巨大銀行への規制として、
巨大銀行が経営危機に陥った際にその取引相手が金融派生商品(デリバティブ)の契約を解約できないよう規制する方針
(上記より引用)
とのこと。
FSBは、「Financial Stability Board」の略。実質的にG20配下にある銀行監督当局者の組織です。「Federal Security Service of the Russian Federation(ロシア連邦保安庁)」ではありませんので、お間違いなく。(←以前と同じネタ)
巨大銀行への規制、いわゆるG-SIBs関連の合意です。
管理人の頭が悪いせいだと思うのですが、この規制の効果がよく判りません。取引が連鎖的に崩れていく(システムリスク)のを防ぐ目的に、どう資するのでしょうか。
金融派生商品(デリバティブ)といっても、無数といってもよいほどのタイプがあるので説明しにくいですが、例えば、「解約」する、ということは取引相手側が「勝っている」訳ですよね?その状態の解約を禁止して、破綻銀行側にどんなメリットがあるのか…。現状固定が、効果なのか?
あと、この規制は「巨大銀行の経営危機」に際して、その取引相手が解約できなくなるので、巨大銀行だけの問題ではないです。取引相手がたとえ地銀でも、解約できなくなる、という理解でOK?つまり、世界の金融派生商品取引全体に影響する問題かと。
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