日印フォーラム2010(3)連単問題

(日印フォーラム2010の続き)

連単問題については、東京証券取引所グループ(東証)の斎藤社長の発言が目を引きました。
連結先行は、IFRSのアドプションに際した、一時的な現象と理解している、として、連結先行の悪い部分が出ないようにして欲しいとか、連単一致が東証の方針などと、ハッキリ述べておられました。
偉い(笑)
スポンサーサイト

中小企業向けに新たな会計基準

2010.7.29付の日本経済新聞より。中小企業庁の研究会「中小企業の会計に関する研究会」が中小企業向けに、現在の「中小企業の会計指針」とは別の、新たな会計指針(会計基準)の策定を提言するとのこと。

■中小の会計に新指針 中企庁、年度内にも 経営者自身が処理担いやすく(2010.7.29)



税効果会計や棚卸し資産の時価評価を求めないなど、小規模・零細企業の実務や慣行を反映するんだそうです。
コンバージェンスによる日本の会計基準の変化から逃れ、鎖国したいんでしょうね。予想通りとも言えますが、まさに時代に逆行する動き。いろいろ言い訳していますが、要するに「今まで通り、変えたくない。実態をあらわしたくない」だけでしょう。粉飾、逆粉飾が溢れている中小企業こそ、少なくとも、現在よりは、厳密な基準にしなければならないはずなんですが。

おかげで、銀行などの金融機関が、無駄なコストをかけて、わざわざ、手作業で、実態に合わせて財務諸表を組み替えることになっている。馬鹿げた話です。

中間報告案、配布資料、議事要旨などは、以下のリンクからどうぞ。
■中小企業庁:研究会
http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/index.html

日印フォーラム2010(2)カーブアウト

面白いと思ったのは、インドの方が「カーブアウト」という言葉を使ったこと。

インドはコンバージェンス路線ということです。つまり、日本と異なり、IFRS自体を強制適用(アドプション)する訳ではない。

カーブアウトという言葉は、アドプションを前提に、基準の一部を「非適用(不採用)」扱いとするものと理解していました。コンバージェンスの場合、IFRSと合わせない(収斂しない)のは、単に「コンバージェンスしない」というだけなのかと。
コンバージェンスにおいては、そんなことは多々ある訳で、例えば、日本基準の有形固定資産の評価方法は、再評価モデル(公正価値)の使用が認められていませんが、あまり「カーブアウトしている」とは言いません。

まあ、基本的に、可能な限り合わせるという前提なのだそうなので、どっちでも、よろしいんでしょうけど。

日印フォーラム2010 IFRS導入の課題(1)

2010.7.28に経団連会館で開催された「日印フォーラム-IFRS導入の課題-」(無料)に参加してきました。
インドの、経済官僚や会計業界のトップがプレゼンしていましたが、さすがに、皆、優秀でエネルギッシュな感じ。残念ながら、日本のプレゼンターは、大塚さん、斎藤さん、三井さん以外は、かなり見劣りしましたね。

プログラム概要は、以下です。(当初の予定から若干、変更されています)

am
基調講演1:大塚耕平 内閣府副大臣(金融担当)
基調講演2:インド企業省次官
インド市場について:インド証券取引委員会委員長
日本の資本市場について:斎藤惇 東京証券取引所グループ 取締役兼代表執行役社長
インドの資本市場について:ナショナル証券取引所事務局長兼CEO
pm
規制当局の立場からのIFRS導入の課題:インド準備銀行事務局長、三井秀範 金融庁企業開示課長
監査人の立場からのIFRS導入の課題:インド勅許会計士協会会長、山崎彰三 日本公認会計士協会会長
IASBの取組み:デビッド・トゥイーディー(Sir David Tweedie)IASB議長
産業界の立場からのIFRS導入の課題:インフォテクノロジーズ取締役、三菱商事副社長
会計基準設定主体の立場からのIFRS導入の課題:ASB議長、西川郁生 ASBJ委員長
パネルディスカッション
(配布資料より)

ASBJがIFRSの公開草案「公正価値測定に対する測定の不確実性の分析の開示」の和訳を公表

企業会計基準員会(ASBJ)が、IFRSの公開草案「公正価値測定に対する測定の不確実性の分析の開示」(2010.6.29付)の和訳を公表しました。

以下のエントリの下部に、PDFファイルがあります。

■IASB、レベル3公正価値測定についての開示規定の改善を提案(2010.6.29)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/iasb/ed/comments20100629.jsp;jsessionid=9B441F328B8B8A2458E84A299A377C97


これは、公開草案「公正価値測定」の開示を補足するもので、いわゆる公正価値ヒエラルキーのインプット、レベル3の不確実性の分析を要求する内容です。観察不能インプットについて、感度分析の影響、ありそうもないシナリオの禁止、インプット同士の相関の分析などが挙げられています。

【関連エントリ等】
■公開草案「公正価値の不確実性分析の開示」(2010.7.3)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-876.html

■公開草案「公正価値測定」(ASBJの和訳、PDF)(2009.8.10)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/iasb/ed/20090810_1.pdf

■ASBJが公開草案「公正価値測定及びその開示に関する会計基準(案)」公表(2010.7.15)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-889.html

大手小売がポイント割引縮小の動き(3)

あと、気になったのは、以下のくだり。

2015年度にも導入されるIFRSによって、ポイント発行額が多い企業は見かけ上、大幅な減収に陥る可能性がある。
(日本経済新聞、2010.7.4)


「見かけ上」減収に陥る、という表現は如何なものかと。現在が「見かけ上」底上げされているだけ。つまり、「粉飾」されているのが、IFRS導入で「正常」になるだけです。管理人がIFRSのアドプションを支持している理由は、多くの論点で、現在の(日本基準による)粉飾状態が、正常化するという点にあります。

また、ポイント未使用率を考慮し、売価ベースで割引調整すれば、「現金値引」と「ポイント割引」の収益への影響は、中長期的にはどちらも、ほぼ同じになるはずです。

ポイント割引の問題は、管理上の負担のほうかと。

大手小売がポイント割引縮小の動き(2)

すっかり放置してしまいましたが、以前のエントリの続き。

ポイント割引縮小の理由として、以下が挙げられています。

1.顧客の現金値引志向。
2.収益改善狙い。
3.IFRS移行時の減収回避。


1と2については、現象としてそうなのかもしれません。ただ、疑問もあり。
1は、以前に述べたように現金値引とポイント割引の両者は、本質的な性格に違いはないので、ポイントの未使用率を加味した現在価値ベースのCF(キャッシュフロー)で比べれば、大差がないのでは?大切なのはCFで、それに比べれば、各期の利益なんて(財務的、IR的には別にして)経営上の重要性は低い。朝三暮四、みたいなもんです。
また、そもそも、1と2は、同時に成り立たないような気もします。

3について。
IFRSは、ポイント割引に関してネガティブといっている様子。

ポイント制度を導入している企業(247社)のうち16%が「(IFRSが導入されれば)ポイント制度の廃止・縮小を検討する」と答えている。
(日本経済新聞、2010.7.4)

そうで。

ASBJがIFRSの公開草案「その他の包括利益の項目の表示」の和訳を公表

ASBJから、2010.7.23付で、IFRSの公開草案「その他の包括利益の項目の表示」の和訳が公表されています。
以下の、リンクの下部にPDFファイルあり。

■IASB、その他の包括利益の項目の表示の改善を提案(2010.5.27)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/iasb/ed/comments20100527.jsp;jsessionid=C3FCA360661E2BE34ECD0FC14E60D016

FASBとのMOUプロジェクトのひとつ、財務諸表の表示(Financial Statement Presentation)の一部分。
いわゆる一計算書方式で、名称を包括利益計算書から「純損益及びその他の包括利益計算書」とするよう提案しています。
また、その他包括利益(OCI)については、純損益に認識されることのない項目とその後の振替(リサイクリング)の可能性がある項目とに、区別して表示することを求めています。

日本経団連が意見書「財務報告に関わるわが国開示制度の見直しについて」を公表

日本経済団体連合会(日本経団連)が、意見書「財務報告に関わるわが国開示制度の見直しについて」を公表しました。

■日本経済団体連合会:財務報告に関わるわが国開示制度の見直しについて(2010.7.20)
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2010/069.html


IFRS導入を前提に、取引所の適時開示や金商法上の法定開示など、現状の開示制度全般、そして内部統制制度についても、抜本的な見直し(=負荷の大幅軽減)を主張しています。

ゴーン・コンサーン

ゴーン・コンサーン(Gone Concern)とは、企業の破綻を前提とすること。ゴーイング・コンサーン(Going Concern、「継続企業」こちらはよく使いますね)の反語。

カウンター・シクリカル

カウンター・シクリカル(Counter Cyclical)とは、景気循環に対して、抑制的なこと。反語は、Pro-cyclical(プロシクリカル)。

プロシクリカリティ

プロシクリカリティ(Pro-cyclicality)とは、景気循環(Cyclical)をより増幅する効果のこと。景気循環増幅効果。
金融が景気に対して、好況期にはより加熱的に、不況期には逆により抑制的に機能する、マイナスの状況を指しています。

IFRSの金融危機対応プロジェクトでは、このプロシクリカリティ対策のひとつとして、金融商品の基準改定(IAS39号改定フェーズ2)が、おこなわれている。

NTTデータ全海外子会社にIFRS導入

2010.7.16付、日本経済新聞より。

■海外全子会社に国際会計基準 NTTデータ、12年に導入(2010.7.16)


NTTデータは、2012年に海外子会社約80社のすべてにIFRSを導入する方針、とのこと。SAPのソリューションをベースにした連結会計システムを各社に導入する。
2013年3月までには、親会社を含めたグループ全体にも、システムを導入する計画のようです。

週刊ダイヤモンド お薦めIFRS本

2010.7.3付の週刊ダイヤモンドの記事より。

■丸の内で働くビジネスマンが選んだのはこの本だ!!


丸善 丸の内本店の約1ヶ月の売上(5/12~6/11)による、IFRS本のランキングのようです。個人的には、ちょっと違和感あり。特に、2、4、6、9、10位あたり。あと、7位が、そんなに売れてるとは、信じがたい。

管理人のお薦めは、

5位:「成功する! IFRS導入プロジェクト」
8位:「IFRSの考え方と実務対応」
11位:「あっ、そういうことか! IFRSガイド」
15位:「英和和英 IFRS会計用語辞典」

あたり。

【参考】当ブログのIFRS本エントリ

■近頃のIFRS本の「傾向と対策」(上)(2010.6.7)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-850.html

■近頃のIFRS本の「傾向と対策」(下)(2010.6.8)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-851.html

企業会計審議会総会の配布資料 連単問題など

企業会計審議会総会が開催され、金融庁のサイトで配布資料が公表されています。

■企業会計審議会総会議事次第(2010.7.8)
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/siryou/soukai/20100708.html


連単問題に関して、事業会社と日本公認会計士協会のコメントが見られます。

公開草案「償却原価と減損」に関するコメント

IFRSの公開草案「償却原価と減損」(IAS39号改定 第2フェーズ)に関するコメントが、各組織から出されていますので、まとめておきます。

■日本公認会計士協会:IASB公開草案「金融商品:償却原価及び減損」に対する意見について(2010.7.12)
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/ifrs/information/japan/_2010_iasb.html

■企業会計基準委員会(ASBJ):公開草案「金融商品:償却原価及び減損」に対するコメント(2010.7.2)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/international_issue/comments/20100630.pdf

■日本証券アナリスト協会:意見書(和訳)(2010.6.30)
http://www.saa.or.jp/account/account/pdf/ikensho100630ja.pdf

■全国銀行協会(全銀協):
国際会計基準審議会(IASB)公開草案(金融商品:償却原価及び減損)に対する意見について(日本語)(2010.6.29)
http://www.zenginkyo.or.jp/abstract/opinion/entryitems/opinion220639.pdf

ASBJが公開草案「公正価値測定及びその開示に関する会計基準(案)」公表

先週なので、すでにだいぶ時間が経過してしまいましたが、備忘録として。
ASBJが公開草案「公正価値測定及びその開示に関する会計基準(案)」等を、公表しています。

■企業会計基準公開草案第43号「公正価値測定及びその開示に関する会計基準(案)」及び企業会計基準適用指針公開草案第38号「公正価値測定及びその開示に関する会計基準の適用指針(案)」の公表 (2010.7.9)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/exposure_draft/kouseikachi/;jsessionid=2232399077100BBD0C06C0DCEC18243D


ザッと目を通したところでは、IASBの公開草案「公正価値測定」を、ほぼ踏襲しているようです。

【参考】
■IASBの公開草案「公正価値測定」(和訳)(2009.8.10)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/iasb/ed/20090810_1.pdf

仏大手銀は健全か?

2010.7.13付、日本経済新聞の経済2面より。

■欧州銀、資産査定の影響 信用収縮の懸念小さい(2010.7.13)


仏銀行協会の専務理事がインタビューに応じています。業界団体の代表者なので割り引いて聴く必要はありますが「少なくともフランスでは大手行の健全性に問題はないと思う」とのこと。

ならば、IFRS9号を店晒しにしたりせず、さっさと対応(エンドース)したらよろしい。
まあ、日本の失われた10年(20年?)の頃も、当局や銀行の経営者は、こんなことを言ってました。なつかし。

日本基準も公正価値ヒエラルキー導入へ

2010.7.6付、日本経済新聞投資財務面の記事より。

■高リスク金融商品 13年3月期から開示強化 会計基準委、3分類の内訳注記(2010.7.6)


このリードだけだと、何を言ってるのか、よく判りませんが(笑)おそらく、いわゆる公正価値ヒエラルキーの導入のことかと。IFRSにおける、公正価値測定の、レベル1(観測可能)~レベル3(観測不能)のインプットです。(公開草案「公正価値測定」)
あくまで、測定に関するインプットが論点なのに、記事では、金融商品の価格把握の容易性とリスクの高低、そして測定の入力データの不確実性などを混同している(意図的に?)ようで、気持ちが悪いです。

公正価値ヒエラルキーに関する過去記事を、まとめておきます。

■公正価値ヒエラルキー(2010.12.18)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-676.html
■レベル1のインプット(2010.12.19)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-677.html
■レベル2のインプット(2010.12.20)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-678.html
■レベル3のインプット(2010.12.21)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-679.html

IFRS for SMEsの認知率などの調査

会計事務所Grant Thornton(グラント・ソントン)グループのおこなったIFRS for SMEsの意識調査の結果が公表されています。

■太陽ASGグループ 中堅企業意識調査「IFRS for SMEs」(中小規模企業向けIFRS)世界36カ国新調査を発表(2010.7.1)
http://www.gtjapan.com/pdf/press/press_20100701.pdf



国別の、IFRS for SMEsの認知率は、こんな感じです。

IFRS for SMEsの認知率「『IFRS for SMEs』をご存知ですか?」

アイルランド 86.0%
スペイン 79.2%
フィンランド 78.0%



中国 29.3%
日本18.8%
タイ17.6%
(上記調査より)

日本の認知率は、36ヶ国中で下から2番目です。これで、よく「会計先進国」とか言ってられるなぁ(大笑)タイ、ありがとう。おかげで、最下位にならずにすみました。

IFRS for SMEs(International Financial Reporting Standards for Small and Medium-sized Entities)は、その名の通り、中小及び中堅企業向けに簡素化されたIFRSベースの会計基準のこと。

■中小企業向けIFRS(2009.8.15)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-537.html

モニタリング・ボードによるIFRS財団のガバナンス見直し

金融庁もメンバーになっているモニタリング・ボードが、IFRS財団のガバナンス見直しに着手するという声明が、金融庁のサイトで公表されています。

■国際会計基準(IFRS)財団モニタリング・ボードによるIFRS財団のガバナンス見直しに関する声明(2010.7.7)
http://www.fsa.go.jp/inter/etc/20100707.html


仮訳も掲載。ワーキング・グループの議長は金融庁の河野総括審議官が務める、とのことです。
本件、そして藤沼亜起さんの副議長就任と、(実態は別にして)組織的にも、IFRSへの日本の関与は後戻りできないくらい深まりつつある、といえそうです。

なお、IFRS財団を、「国際会計基準」財団と訳すのは、ムリなんじゃないでしょうか。

無料セミナー「日印フォーラム 2010-資本市場とIFRS導入の課題-」

2010.7.27に、IFRS対応会議主催で、「日印フォーラム 2010-資本市場とIFRS導入の課題-」という無料セミナーが開催されます。

■日印フォーラム 2010-IFRS 導入の課題-(2010.7.9)
https://www.asb.or.jp/asb/sem/cnt/20100709.jsp


午前中は、基調講演の後、資本市場関係の講演。午後がIFRS関係で、IASBのデビッド・トゥイーディー議長も、ちょびっとだけ、登場するようです。
ASBJのサイトから、申し込めるはずですが、今見ると、リンクが消されています。満席になってしまったようです

2010.7.13追記
すいません。一時的だったようで、また申し込めるようになっていました。

ASBJオープン・セミナー「IFRSの今を説く」

ASBJオープン・セミナー、IFRSの最新動向と我が国への導入「IFRSの今を説く」を、聴講してきました。

■ASBJオープン・セミナー:IFRSの最新動向と我が国への導入(第2-4回)IFRSの今を説く
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/seminar/20100607.jsp

今後、名古屋、札幌、福岡でも開催されるようです。

講演内容
1.IASB up date(山田辰巳IASB理事)
2.IFRS導入に対する金融庁の対応(金融庁ナガオカ氏)
3.IASBプロジェクトの概要(加藤厚ASBJ副委員長)

山田理事、すべり出しは、ちょっと不調のようでしたが、途中から調子を上げられ、特に金融商品会計のあたりは参考になりました。あと、認識の中止プロジェクトは、一部を除き無期延期とか。

金融庁は、予定の三井企業開示課長が、またもドタキャン。若手の方がお話に。商法、税法との関係に関する質問が複数出ましたが、「当庁の管轄外」と官僚答弁されるばかりで、時間の無駄感が大。

加藤先生は、いつもの淡々とした調子でした。ただ、工事進行基準のところ、本当に適用可能と考えられているのか、ちょっと疑問あり。「注文主が物理的に占有」なんて、有り得ないでしょう。

大手小売がポイント割引縮小の動き(1)

2010.7.4付、日本経済新聞より。家電量販店、スーパーなど大手小売業で、ポイント割引を縮小する動きがあるとのこと。

■ポイント割引縮小 ヤマダ電機やヨーカ堂 現金値引き志向に対応 収益改善も狙う(2010.7.4、一面トップ)

■ポイント割引縮小 国際会計基準も背景 見かけ上「減収」の可能性(2010.7.4、経済面)

けっこう、いろいろな論点のある、ありがたい記事です。

まず、ポイント割引(この呼称自体が問題を含んでいますが、一応、こう表現しておきます)の性格や位置付けです。
顧客から見たら、いずれも「値引(=割引)」(「き」はいらん)以外の何物でもないです。それを、会計などで別の扱い(?)にしているだけ。また、現金の場合は「値引き」と記しているのに、ポイントは「割引」としているのが解せない。
(続く)

「企業会計」のIFRSの概念フレームワーク特集

「企業会計」の2010年8月号の特集は「概念フレームワークとは何か」。

■企業会計(2010.8号)
-概念フレームワークとは何か
-概念フレームワーク改訂プロジェクトについて--経緯と議論の現状
-財報告の目的と財務報告情報の質的特性
-報告企業の概念形成とその課題--会計上のentityを中心として
-概念フレームワークと実務
-IASB財務諸表フレームワークと会計教育


概念フレームワークを学習中(でも進んでない)管理人にぴったりではないですか!
学者の論文が多いですが、IASB理事の山田辰巳先生も、「概念フレームワーク改訂プロジェクトについて」を書いておられます。


企業会計 2010年 08月号 [雑誌]企業会計 2010年 08月号 [雑誌]
(2010/07/03)
不明

商品詳細を見る

円卓会議

円卓会議(Roundtable Conference、RT)とは、上下など席次の区別の無い、円卓(円形のテーブル)でおこなう会議。転じて、様々な立場の人が一堂に会しておこなわれる会議のこと。

この「RT」、以前はIASBのワークプラン本体で使われてましたが、今はなくなっていますね。(凡例があるだけです)

アウトリーチ・プログラム

アウトリーチ・プログラム(Outreach Program)とは、ターゲットとなる対象のところへ出向いておこなうプログラムのこと。出前活動。

先般の、公開草案「収益認識」の公表の際に、出てきていたキーワードです。

■IASB and FASB propose a new joint standard for revenue recognition(2010.6.24)
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/ifrs/information/iasb/iasbfasb_4.html

JFAELサイトの妙な告知(休日モード)

休日モードにつき、ご興味の無い方は、スルー下さい。

会計教育研修機構(JFAEL)のサイトで、妙な告知を発見しました。公認会計士等に対する実務補修(eラーニング)に関するもののようです。

【全補習生】重要 システムを悪用したeラーニング受講に関する調査について

去る6月11日付けでホームページに掲載しました「eラーニング受講上の注意について」に関し、現在、実務補習協議会において、eラーニング講義を受講した際に送信する視聴確認コードの送信履歴を調査中です。調査の結果、明らかにシステムの悪用による受講と判断した場合は然るべき対応を取ることといたしました。
(2010.6.30)


【重要 eラーニング受講上の注意について】

eラーニング講義において、1講義5分割されている映像を同時に流して受講するという事実がありました。
 実務補習所では、eラーニングの視聴状況をモニタリングしており、システムの悪用による受講と判断した場合は当該補習生に対し事情聴取を行い、懲戒処分の事由となりますのでご注意ください。
(2010.6.11)


察するに、どうやら、5分割して提供されているe-ラーニング教材を同時に走らせて、時短した奴がいたようで(笑)
「どうせ、見ないんなら、どうでもいいじゃん!」と思っちゃいますけど。つまり、役に立たない教材なのが悪いんでしょう。

公開草案「公正価値測定の不確実性分析の開示」

IASBより、公開草案「公正価値測定の不確実性分析の開示」が公表されています。

■IASB proposes improvements to disclosure requirements for Level 3 fair value measurements(2010.6.29)
http://www.iasb.org/News/Press+Releases/improvements+to+disclosure+requirements+Level+3+FVM.htm

■日本公認会計士協会:IASB、公正価値測定の開示要求の改善を提案(2010.7.1)
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/ifrs/information/iasb/iasb_16.html


内容は、レベル3(観察不能)インプットの開示に関するもの。2009年5月に出ている公開草案「公正価値測定」の一部を補強する位置付けになります。

IFRS財団へ名称変更

IASBの上部団体である旧IASC財団(IASC Foundation)が、2010.7.1よりIFRS財団(IFRS Foundation)に名称を変更しています。

■IASC Foundation to become IFRS Foundation on 1 July 2010(2010.6.30)
http://www.iasb.org/News/Announcements+and+Speeches/IASC+Foundation+name+change.htm

サイトのロゴも、すでに変わっていますね。

なお、IASB(International Accounting Standards Board、国際会計基準審議会)の名称は、変更ありません。
スポンサーリンク

最近のトラックバック
最近のコメント
検索フォーム
ユーザータグ

IFRS 簡単図解 

楽天トラベル
amazonからのお薦め

FC2カウンター
カレンダー
06 | 2010/07 | 08
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
リンク
最近の記事
カテゴリー
月別アーカイブ
RSSフィード
プロフィール

xz400

Author:xz400
「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

Firefox
Firefox ブラウザ無料ダウンロード