IFRSのリース会計の検討状況

企業会計基準委員会(ASBJ)のサイトで、以下のウェブキャストが公開されています。

■ASBJ:第196回企業会計基準委員会の概要 Webcast
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/minutes/20100225/20100225_webcast.jsp

その中で、リース会計専門委員会の審議資料が、IFRSにおけるリース会計の検討状況を伝えています。

■リース会計専門委員会の状況(2010.2.25)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/minutes/20100225/20100225_05.pdf

ディスカッションペーパー(DP)発出後の、IASBとFASB両者の暫定合意事項。

1.借手と貸手、両者について検討を行う(DP の方向性の修正)。
2.借手については、DP で提案された使用権アプローチによることを再確認する。
3.貸手については、DP で記載されていた方法のうち、履行義務アプローチにより検
討を行う。
(ASBJ審議資料より、番号は管理人が付記)

DPでは主に借手についてのみ議論していたので、1は当然です。また、2は、DPにおける暫定合意を再確認したということ。

なので、3の貸手に関する「履行義務アプローチによる検討」というのが、新たな合意ということでしょうか。

リースに関するIFRSのワークプラン(スケジュール)は以下。

2010.6 公開草案(借手&貸手)
2011.6 新基準

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非上場会社の会計基準に関する懇談会

日商、税理士連、会計士協、経団連、ASBJの5者の連名で懇談会の設置に関するリリースがでています。

■ASBJ:非上場会社の会計基準に関する懇談会の設置について(2010.2.25)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/press_release/overseas/pressrelease_20100225.pdf;jsessionid=35AB6F61ADFEE18AFC6560E488886642


メンバーの名簿を見ても、財務諸表の利用者サイドが1名も入っていないのが、致命的ですな。予言しておきますが、役に立たないクソ会計基準が作られるのが、今から目に見えるようです。

米国のIFRS対応

米国のIFRS対応に関して、米国証券取引委員会(SEC)の声明が報道されています。

■@IT:米国のIFRS適用は2015年以降に後ろ倒し、SECが声明文(2010.2.25)
http://www.atmarkit.co.jp/news/201002/25/sec.html


■日本公認会計士協会:SEC、米国でのIFRS導入に向けての声明を公表(2010.2.25)
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/ifrs/information/usa/secifrs.html


日経だと、こんな見出し。
■国際会計基準 米の導入が足踏み(2010.2.26)

ポイントは、以下です。

ワークプランを提示し、2010年10月までに結果を報告。
2009年12月からの任意適用開始は見送り。
強制適用には4~5年必要とし、実質2015年以降に1年先延ばし。
2011年の強制適用の最終判断は維持。
2011年6月に向けたコンバージェンス作業は推進。

「ペリーがパワポで提案書」が凄い

デイリーポータルZは購読しているはずなのに、見逃してましたが、小山龍介さんのブログ経由で気付いた。
「ペリーがパワポで提案書を持ってきたら」が、実に面白い!

■デイリーポータルZ:ペリーがパワポで提案書を持ってきたら(2010.2.21)
http://portal.nifty.com/2010/02/21/b/


ペリー提督&パワーポイントの提案書(企画書)という訳ですね。歴史ブームにも、キチンと乗ってます。簡単図解だと、こんな感じ(↓)。

ペリー&企画書

朝から大笑いしてしまったけど、実際にこんな感じの提案書(企画書)って多いんですよね。もちろん、ギャグではなく、本人は真剣にやってるつもり。特に、企画屋やシステム系コンサルの作る奴に多いかと。

IFRSと中小企業会計(3)

前々回前回の続き)

■DIAMOND online:IFRS最前線:目前に迫る中小企業会計の“大転換期”
http://diamond.jp/series/ifrs/10007/

最大の問題は、「税務会計」との兼ね合いだ。会計行為に多くのコストを割けない中小企業においては、これまで財務会計よりも税法基準をベースに計算書類を作成する税務会計の方が重視されてきた。


まさに実態は、こうなんですね。ただ、これが、中小企業の会計における大問題なんです。
中小企業に正確な財務諸表なんて、まったく望めないことは、世間知らずの管理人も判っております(笑)ただ、せめて、粉飾と逆粉飾の両方が同時に存在しないようにしたいのです。ところが、税務をゴッチャにされると、これが上手くいかないんですね。

カネを借りやすくしたい→粉飾
税金を少なくしたい→逆粉飾


財務諸表の利用者としては、せめて、どちらか片方にして欲しい、と思っております。

IFRSと中小企業会計(2)財務諸表の利用者

前回の続き)

■DIAMOND online:IFRS最前線:目前に迫る中小企業会計の“大転換期”
http://diamond.jp/series/ifrs/10007/

たとえ非上場の中小企業だとしても、社会的説明責任が重要であることに、変わりはない。彼らの利害関係者には、融資を行なっている金融機関やビジネス上の取引先など、より正確な財務内容を把握したがっている人々も多いからだ。


社会的説明責任というのが何を指すのかよく判りませんが、もともと財務会計というのは、企業の外部者(=財務諸表の利用者)に提示するためのものです。

利用者は、上場企業は主にアナリストと投資家で、中小企業の場合は取引先と銀行になります。
会計基準の議論で「作成者の負担が重い」というような言い訳がよく出てきますが、(日本基準で)いいかげんな財務諸表が作成されているおかげで「利用者」の方が、バカげた負担を背負わされている実態を、いいかげん、少しは改善して頂きたいものです。

IFRSと中小企業会計(1)中小企業向けの会計基準

DIAMOND onlineのIFRS最前線に甲南大会計大学院長河崎先生へのインタビューとして「目前に迫る中小企業会計の“大転換期”」というエントリが上がっています。

■DIAMOND online:IFRS最前線:目前に迫る中小企業会計の“大転換期”
http://diamond.jp/series/ifrs/10007/

中小企業会計の論点や実情が、よく整理されています。
これをネタに、何回かに分けて、コメントを付けてみたいと思います。

よい例が、昨年7月、IASB(国際会計基準審議会)によって公表された「中小企業版IFRS」(『IFRS for Small and Medium-sized Entities』)だ。
これは言わば「簡易版IFRS」というべきもの。

IFRS for SMEの採用が望ましいと思いますが、当局の親方が「それはない」と言っているので、おそらく可能性は低いものと考えています。
おそらく、中小企業向けには、日本独自の新たな会計基準が、出来てしまうでしょう。

■非上場企業は将来も日本基準
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-696.html

IFRS対応と潜在リスクの管理強化が経営である

2010.2.19付日経の記事「国際会計基準と企業経営 潜在リスクの管理強化を」について。

日本経済新聞(2010.2.19付)経済教室面
経済教室 「国際会計基準と企業経営 潜在リスクの管理強化を」
(筑波大 弥永真生教授)


IFRS関係の論考の多くは、テクニカルなものを除き、礼賛するか強硬に反対するか、どちらかという、あまり生産的でないものが多いですが、珍しく、あまり異論なく読めました。

IFRSのアドプションは、ルールの変更(しかも良い方向へ変わる)なので、ゲームの参加者は、淡々と対応するだけのこと。対応自体がリスク管理であり、またそれが企業経営=マネジメントそのものです。

IFRSの原則主義への対応は実務適用能力とプレゼン力アップ

IFRSの特徴である原則主義への対応について。

■IFRSフォーラム:「IFRSで一番やっかいな原則主義」にどう対応する?(2010.2.18)
http://www.atmarkit.co.jp/news/201002/18/pwc.html

だが、細則主義から原則主義への移行は「自分で考えて、自信を持って対外的に説明する」(同氏)という新しいスキルが担当者に要求される。


このあたりは、先日の、橋本先生のセミナー(JFAEL主催:2月)でも、会計スキルの割合として、円グラフのイメージが示されていました。
会計基準の理解、取引実態の把握、実務適用能力が以下の比率とのこと。

日本基準 80:15:5
IFRS導入後 20:30:50

ニフティのフリーメールサービスが終了

ニフティのフリーメールサービス「nifmail」が、2010.9.30を持って終了とのこと。

■nifmail.jp形式メールサービス終了のお知らせ(2010.2.18)
http://www.nifty.com/mail/discontinue/


まあ、時代の流れなんでしょうね。
使いにくいサービスだったですが、3GBと容量は十分にあったので、Gmailの転送先として使っていました。しかし、バックアップの方が、先に滅びてしまうとは…orz

ムダ、ムリ、ムラの順序

dankogai(小飼弾)さんのエントリをネタに。

■404 Blog Not Found:急がば開けろ - 書評 - シゴトの渋滞、解消します!(2010.2.17)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51402880.html

本旨には関係ないですが(←またか)以下に反応。

ムリ・ムダ・ムラとよく言う。この三つの並び順として一番多いのがこれで、おそらくこれが口の中の渋滞が一番少なくなるからこうなったのだと思われるが、渋滞学的にはこれはムラ・ムリ・ムダでなければならない。ムラを解消しようとしてムリをして、それがムダになるのだから。渋滞はムラがムリになるところで起きるのだか、ここで適切な「車間距離」ととっていれば、ムリに転じない。

実は、当ブログの以下のエントリは、比較的よく検索されているようです。

■ムダ、ムり、ムラ(2009.2.2)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-298.html

ここでは、「ムダ、ムリ、ムラ」の順にしていて、これが普通だと勝手に思っていました。定義として書いたように「過余裕、過負荷、それらの生じている状況」の順ということです。

コンサルタント的には、まず撲滅すべきは「過余裕」ということもあるのかもしれません。「過負荷」は、いずれにしても長続きしないです。事故や不良、敗退等として、顕在化してきますので、時系列に見れば簡単に判ります。対して「過余裕」は、外部者には見えにくい。
ホワイトカラーのノーワーキング・リッチなんかは、まさに過余裕なんですが、大企業や役所には、死ぬほどいます(笑)

ちなみに個人的には「ムダ、ムラ、ムリ」の順で記憶しています。「ダラリ」と言ってます。

JFAELのIFRS研修:2月

会計教育研修機構のIFRSセミナー(2月)を受講してきました。

「国際財務報告基準(IFRS)導入による経営上の課題」 
講師 橋本 尚 氏(青山学院大学大学院 教授)
日時 2010年2月16日(火)13:30~15:10
(JFAELのサイトより)


今回は、資料に沿って講義されたので、前回の五十嵐先生のときのような違和感はなかったです(笑)

内容は、IFRS論点の総整理といった感じで、個人的には有用でした。
なお、IFRS2009日本語訳の誤植が、リストされていたのが、ちょっと面白かった。橋本先生の個性なんでしょうか。

国際財務報告基準(IFRS)〈2009〉国際財務報告基準(IFRS)〈2009〉
(2009/12)
国際会計基準委員会財団、

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ちなみに、3月は以下のセミナーが予定されています。

3月の開催 「IFRSの最新動向と日本の対応
~IFRSをベースにした経営・財務・経理のあり方~」
講師 加藤 厚 氏 (企業会計基準委員会 常勤委員、公認会計士)
日時 2010年3月15日(月)13:30~15:10


■会計教育研修機構(JFAEL)
http://www.jfael.or.jp/

戦争は勝ち負けだけではない

小山龍介さんのブログより。

■“僕はマーケティングとは利害衝突する企業間の戦争に勝つための戦略と戦術であると考えます。それがいいとか悪いとかではなくて、事実そうだと言っているだけです。”(2010.2.14)
http://www.ryu2republic.jp/post/388928905


マーケティングについて、戦争の比喩が論点になっている模様で、ちょっと面白い。

なお、視点がズレますが、戦争も「勝ち負け」だけではないかもしれません。アメリカは、今後100年くらいは、戦争に常に「勝つ」必要は、ないらしいです(「100年予測」より)。孫子も「百戦して危うからず」とあり、「勝てる」とは言ってないですし。
企業間戦争も同じ。

【関連書籍】
■「100年予測」 ジョージ・フリードマン 早川書房 2009.10.09

100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
(2009/10/09)
ジョージ フリードマンGeorge Friedman

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小川浩さんの元記事

■アゴラ:呪縛を解き放つ、アウディのマーケティング戦略
http://agora-web.jp/archives/923313.html

GoogleマップにLabsが追加

GmailやGoogleカレンダーに続いて、Googleマップ(日本語版)にもLabs機能が付きました。Googleマップの「New!」をクリックすると「GoogleマップのLabs」へ。現時点では、ドラッグ&ズーム、鳥瞰写真など9機能があります。

ドラッグ&ズーム、鳥瞰写真、ベータ版に戻る、世界の地名当てクイズ、回転可能な地図、この周辺の情報、経度緯度ツールチップ、経度緯度マーカー、スマートズーム


さっそく、「ドラッグ&ズーム」を使ってみました。
ズーム用スケーラーの下にできた「ドラッグ&ズーム」用のアイコンをクリックし、ドラッグすると

Googleマップ ドラッグ&ズーム1 100213

ズームで拡大。

Googleマップ ドラッグ&ズーム2 100213

なかなか便利で面白い機能です。

なお、つまらない心配をひとつ。Gmailなどは「設定」からLabsに入るんですが、Googleマップの場合はヘッダーに「設定」リンクがないので、どうなるんでしょうか。ずっと「New!」という訳でもないと思うんですが。

「ことわざで鍛えるマーケティング脳」の応用:簡単図解

さて、前回ご紹介した「ことわざで鍛えるマーケティング脳」をネタに、図解を使いアイディア出しのマネごとをやってみます。

ことわざで鍛えるマーケティング脳 (マイコミ新書)ことわざで鍛えるマーケティング脳 (マイコミ新書)
(2008/01/23)
佐藤 義典

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「ことわざ」を「四字熟語」に
「マーケティング」を「経営戦略」に

それぞれ変えてみると…こんな感じに。

四字熟語&経営戦略 100214

実は「ことわざで~」にも、四字熟語が使われており(「鶏口牛後」、「岡目八目」とか)、戦略の話も入っているので競合してしまい、佐藤先生におこられそう(笑)

兵法×経営戦略
孫子×経営戦略
インテリジェンス×経営戦略

こんなのは、もう書店にいくらでもありそう。

やっぱり、1Q84×IFRSくらい、捻らないとダメかも。(←嘘)

企画に際しては、こんな感じでアイディアの組合せを試すのですが、例えば、マトリクスを使って2軸でイロイロ配置してみると、アイディアの数はいくらでも増やせます。発散技法として、手法がいろいろありますが、キモは、基本となる情報があって、その組合せを増やしていくということにつきるかと。

ことわざで鍛えるマーケティング脳[簡単図解]

2008.1.31刊なので、約2年前の初版ですが、他の本を探していて、偶然に手にとりました。

■「ことわざで鍛えるマーケティング脳」 佐藤義典 毎日コミュニケーションズ 2008.1.31

[目次]
はじめに【故きを温ねて新しきを知る】
1.戦場編
【餅は餅屋】事業領域の定義
【敵を知り、己を知らば、百戦して危うからず】競合の定義
【所変われば品変わる】戦場の変化と顧客ニーズ
【鶏口牛後】絞って絞ってナンバーワン
2.独自資源編
【ローマは一日にして成らず】独自資源の長期的な育成
【雀百まで踊り忘れず】組織のDNA
【凡事徹底】単純なことを徹底的に
3.強み・差別化編
【多芸は無芸】絞ることが重要
【岡目八目】強みは他人に聞け
【得手に帆を揚げる】強みを生かして戦う
4.顧客編
【立場変われば人変わる】顧客視点の難しさ
【十人十色】セグメンテーション
【蓼食う虫も好き好き】ベネフィットセグメンテーション
【二兎追うものは一兎も得ず】顧客を絞る
5.メッセージ編
【神様にも祝詞】メッセージの重要性
【ものは言いよう】メッセージの戦略性
6.心構え編
【画竜点晴を欠く】後要素の一貫性の重要性
【災い転じて福となす】不幸を活かすしなやかさとしたたかさ
おわりに【千里の道も一歩から】

まだ、読み終わっていないのですが、これはコンセプトがよいですな。
ことわざ&マーケティングの組み合わせで、図解するとこんな感じ。

ことわざで鍛えるマーケティング脳

本文18個、まえがきとあとがきを含め全20個のことわざや故事成語で、マーケティングを解説しています。

ことわざで鍛えるマーケティング脳 (マイコミ新書)ことわざで鍛えるマーケティング脳 (マイコミ新書)
(2008/01/23)
佐藤 義典

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【著者のサイト】
■ストラテジー&タクティクス株式会社(S&T)
http://www.sandt.co.jp/index.htm

第4回 IFRS対応会議の概要

日本公認会計士協会のIFRSサイトの新着情報に以下の記事がアップ。

■第4回IFRS対応会議開催される(2010.2.8)←になってますが2/9までは無かったはず?
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/ifrs/information/japan/4ifrs.html
以前エントリを上げた「非上場会社の会計基準に関する懇談会(仮称)」の設置を提案、とありますね。

ASBJへのリンクを辿りますが、こちらの新着情報には記載がありません。左タブから「IFRS対応会議」へ進むと、組織図、推進体制、(簡単な)活動報告がありました。

■第4回 IFRS対応会議
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/ifrs/20100122/index.jsp

加護野さんのボケたIFRS観

以前にご紹介した、神戸大の加護野さんによるIFRSに関するPRESIDENT誌の記事が、Webにもアップされてました。

■プレジデントロイター:「IFRSの脅威」 日本企業が弱体化する3つの理由(2010.2.1号)
http://president.jp.reuters.com/article/2010/02/09/AF5010A4-0EFC-11DF-AC95-F5203F99CD51.php

繰り返しませんが、少なくとも3つくらいの重大な事実誤認があると思います。(過去記事ご参照)

■加護野先生のIFRS観に異議(2010.1.17)
http://mf2007.blog108.fc2.com/blog-entry-707.html

IFRS:US-GAAP、40:23って本当?

2010.2.10付、日本経済新聞の経済1面「米の新金融規制影響は ドイツ銀 総合路線は不変」より。本旨は別にして、IFRS絡みの以下のコメントに注目です。

アンカーマン頭取曰く

「レバレッジ(資本に対する資産倍率)はドイツ銀の場合、国際会計基準では40倍と高いが、米会計基準では23倍以下。デリバティブ(金融派生商品)残高の計算方式が違うからだ。」

1:40と1:23なので、40:23とIFRSの方が約2倍という計算。つまり、測定される資産額が倍違うということかと。B/Sが小さめなサービス業などならいざ知らず、かつては欧州最大だった銀行ですよ。

US-GAAPをまったく知らないのですが、非常に疑問です。おそらくヘッジ会計の相違などだろうと思うのですが、なんで、そんなに違うものなんでしょうか?

「ライフログのすすめ」の薦め

久しぶりに、書籍のご紹介。

■「ライフログのすすめ」 ゴードン・ベル、ジム・ゲメル 早川書房 2010.1.25


自分の人生の電子的記録であるライフログ(Lifelog)の薦めです。
美崎薫さんの「Lifelog~毎日保存したログから見えてくる個性」が好きで、ずっと購読しています。この書名を見て、即反応。

■gihyo.jp:Lifelog~毎日保存したログから見えてくる個性
http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/lifelog

[目次]
1.来るべき世界
2.僕の人生のかけら(マイライフビッツ)
3.電子記憶と生物的記憶の出会い
4.仕事
5.健康
6.学習
7.現世から来世へ
8.革命を生き抜け
9.さあ、はじめてみよう
10.未来

すっかり、頓挫しているPDF化を、やらなきゃな…
本書ではScanSnap大絶賛でした(笑)

ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)ライフログのすすめ―人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice)
(2010/01/25)
ゴードン ベルジム ゲメル

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カカクコムの収益モデル

会社の数字に関する備忘録です。2010.2.7付のTBS系がっちりマンデーより。

カカクコム(価格.com)が企業から得る紹介料は、1回(1クリック)あたり18円とのこと。
なお、情報を分析できるトレンドサーチの利用料は400千円/月。

調べてみると、基本料金が10,500円/月(税込)で、プラス1クリック18円(税込)なんですね。

■価格.com:掲載料金プランのご案内
http://kakaku.com/shopentry/entryplan.html



って、3月からは21円に値上げだそうです。やるねぇ。

■兜町ネット:カカクコム(2371) 来年3月からのクリック単価の値上げが決定。(三菱UFJ証券)(2009.12.30)
http://www.kabutocho.net/news/livenews/news_detail.php?id=191656


ご利用は、こちらから。
■価格.com
http://kakaku.com/

財務構成要素アプローチとリスク・経済価値アプローチ

先日、初めて本邦の「金融商品に関する会計基準」を読みました。
財務構成要素アプローチとリスク経済価値アプローチに関する記述を見て、悶絶。

■ASBJ:金融商品に関する会計基準
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/docs/fv-kaiji/fv-kaiji.pdf

「証券・金融市場の発達により金融資産の流動化・証券化が進展すると、例えば、譲渡人が自己の所有する金融資産を譲渡した後も回収サービス業務を引き受ける等、金融資産を財務構成要素に分解して取引することが多くなるものと考えられる。このような場合、リスク・経済価値アプローチでは金融資産を財務構成要素に分解して支配の移転を認識することができない」(金融商品に関する会計基準 57)なんて、書いてます。恥ずかしい。

まあ、この基準の作成当時には、まさかIFRSのアドプションへ至るなんて、考えてもいなかったんでしょうね。
また、業務・サービスや法的関係と、財務構成要素(勘定科目)とのリンク、そしてそれらの実態などが、起草者には、実はよく判っていないんでしょう。。例えば、オフバランス化したといっても実質支配してるじゃん、そしてファンドがイッたらくらってるじゃん、ということなんですが。

あと、推測ですが、勘定科目に拘る(←本来の悪い意味です)会計学者の意見が多かったんではないかと。我田引水、利益誘導型の典型。

ASBJはなぜパブコメを一般開示しないのか

企業会計基準委員会(ASBJ)から、包括利益の表示に関する会計基準(案)へのパブリック・コメントが開示されているようです。

■企業会計基準公開草案第35号「包括利益の表示に関する会計基準(案)」等に寄せられたコメント(2010.2.3)
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/exposure_draft/comments/houkatu.jsp

「ようです」と書いたのは、アクセスしようとすると、会員番号とパスワードが要求され、会員以外は閲覧できないため。つまり、会員以外の一般人は、コメントは出せても、閲覧はできないということ。なんで、こういうことをするのか?まったく判らない。
以前にもASBJは、採用から2ヶ月経過した会計基準を見られなくするいやがらせをしたり、本当におかしなことをする。(今は開示されるようになりましたが)

自分たちの至らなさを補うために、世間の知見を広く求めるのがパブコメの目的です。集まったコメントを一般に開示するのは、コメントの収集元として最低限の責務ではないでしょうか。

つまり本音は、別にコメント募集などしたくないのだろう。単に「手続き」としてやっているだけ、という態度が見え見えだ。お上意識丸出しの、こういう組織が「民間」と言われることに失笑。

EUのIFRS適用に関する分析レポート

野村資本市場研究所の季刊誌「資本市場クォータリー」に、EUにおけるIFRS適用に関する分析レポートが出ています。

■野村資本市場研究所:EUにおける「強制適用」はどこまで強制的だったのか(2010 winter)
http://www.nicmr.com/nicmr/report/repo/2010/2010win14web.pdf

個別財務諸表、非上場企業(連結、個別)へのIFRSの適用状況やカーブアウトなどについて論じており、参考になるかと。

ちなみに日本では、上場会社の個別財務諸表については連結先行VS連単分離でバトル中、非上場企業についてはIFRS(IFRS for SME含む)を適用せずに別の基準を策定の方向と、理解しています。

公正価値に関するコメント

日本公認会計士協会が、IFRSの公正価値に関して、意見書を開示しています。

■IASB「新興経済等の公正価値に関するインプット要請」に対する意見について(2010.2.3)
http://www.hp.jicpa.or.jp/specialized_field/pdf/4-11-0-2j-20100203.pdf

コメント文書の冒頭で、我が国では市場が発達していないことを認めているのが、やや物悲しいですが、的を得た認識であると思います。

IFRS&図解

先日の、ジャストアイディア企画「簡単図解」について、さらに妄想。
例えば、IFRSに図解を適用してみる。

IFRS&図解 100203

実は「図解~IFRS」とかいう書籍が、いくつか出ています。また、それ以外の各書にも図がたまに出ており、役に立つものもあるのですが、全体的には、いまひとつ。
B/S、P/Lを絵にした奴か、2~3分岐くらいの単純なツリー、あとは表くらい。特に、概念的な図があまりないのが、特徴的です。想像ですが、数字や数表(仕訳とか帳簿など)を操れる会計士や会計系のコンサルタントは、逆にコンセプチャルな絵を描く機会が少ないのかも。

当ブログで、よく検索される、組込デリバティブ、コンポーネント・アプローチ、グランドファザリングなんか、「図解したら、判りやすいのにねぇ」なんて、思ってました。
さて、本当に描けるのか、乞うご期待。

tag : IFRS 簡単図解

マインドマップは自分用

「さおだけ屋~」の山田真哉さんが、近著で「マインドマップなんて見せられても、さっぱり判らない」という趣旨の記述をされており、激しく同意。

■「目のつけどころ」 山田真哉 サンマーク出版 2010.1.6

目のつけどころ目のつけどころ
(2010/01/06)
山田 真哉

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管理人は、マインドマップを描くこと自体には中立的立場です。役に立つこともある、と思いますが、作成するのはあくまで自分用。
例えば、マインドマップ本にあるマインドマップの実例をみても、ほとんどは、ピンと来ないものばかり。まれに、アレっと気になる奴は、描き手が同業とか隣接業務などで、しかも、視点が似ているなど、強い共通性がある場合だけです。

近頃は、マインドマップで会議するとか、議事録を描くとか、コミュニケーションの領域への利用を薦めている方々もいるようですが、如何なものか。
ちなみに、知り合いのある部長さんは「部下がマインドマップで議事録を描いてきたらハタく」と言ってましたよ(笑)

マインドマップに限らず、ツールに使われるような状況は本末転倒です。ツールや教祖を崇める原理主義者に取り込まれたり、商売に乗せられないように(自戒を込めて)

ツイッター始めました

今更ですが、ツイッター(twitter)始めました。

積ん読くだった週刊ダイヤモンドの特集と、佐々木俊尚さんの「ネットがあれば履歴書はいらない」を週末に読んで、影響されて。
ユーザー名は、@XZ400を確保。

まだ、ひとこと、「つぶやいてみた」とつぶやいただけ、ですが、こういうものなんですねぇ。

ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)ネットがあれば履歴書はいらない-ウェブ時代のセルフブランディング術 (宝島社新書)
(2010/01/09)
佐々木 俊尚

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