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経営指標:収益性(2)総資本利益率、売上利益率、総資本回転率(152/365)

総資本利益率(ROA、Return On Asset)とは、実務上もっとも重要視される収益性指標のひとつで、総資本(=資産)が利益を上げる程度を示す指標です。使用総資本利益率。また、総資本=他人資本+自己資本=総資産なので、総資産利益率と表記する場合もあり(以下、他の指標も同様)。
なお、上記には、経営資源→販売→資産→回収→キャッシュ等という取引の基本フローが想定されています。

総資本利益率(%)=利益/総資本×100 …(1)

総資本利益率は、売上高利益率と総資本回転率を乗じたもの(積)に変形できます。→デュポンシステム

売上高利益率とは、売上高に占める利益の割合を示す指標です。一般的に、単に「利益率」と言った場合、この指標を指すことが多いくらい、よく使用されています。利益は直接にはハンドリングできないので、売上高(販売)を経由して間接的に操作するイメージになります。

売上高利益率(%)=利益/売上高×100 …(2)

総資本回転率とは、売上高が総資本の何倍あるか示す指標です。数値が大きいほど、少ない資本でより大きな売上高を上げていることになり、良い状態といえます。

総資本回転率(倍)=売上高/総資本 …(3)

つまり

総資本利益率(%)=売上高利益率×総資本回転率=(利益/売上高×100)×(売上高/総資本)=利益/総資本×100 …(4)

これは、経営指標を深堀し、また新たな指標を創出する際の基本パターンです。
多くは、指標同士のかけ算、つまり分数の乗算の形に分解します(一部、加減算も加わる)。「因数分解」とか、ややこしい言い方をするヒトもいるようですが、四則演算もちいて経営管理的に意味のある算式に変形するだけのことです。

なお、上記の「利益」としては、経常利益、(税引き前)当期利益、当期利益等が使用され、それぞれ、総資本経常利益率、総資本当期利益率(税引き前)、総資本当期利益率等と表記されます。
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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。