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売れ筋/死に筋(3/365)

【定義】
売れ筋とは、現時点(まで)において、良く売れている商品のこと。逆に売れてない商品を、死に筋という。

【解説】
商品を売上によって並べると、上位20%程度の商品で全売上の80%程度を占める(ことが多い)、というのが、パレートの法則(80対20の法則)。この分析方法を、パレート分析とかABC分析と呼ぶ。典型的には、縦軸に売上を取り、売上順に商品を並べた棒グラフで表現される。

かつて、扱い商品数(アイテム)の多い業種・業態では、このような分析を日常的に実施することは、極めて難しかったが、POSシステムや在庫管理システムなどの高度化により、現在では、比較的容易に実現できるようになった。

また、以前に流行した、ロングテールというのも、この売れ筋/死に筋の範疇にあるコンセプトである。この場合は、特に、在庫コストや物流コストをほとんど考慮する必要のない、ソフトウェア商品等において、より顕著な効果が期待できる。
良く引き合いに出されるamazonの事例は、店頭在庫コストが無視でき、マーケットが実店舗の商圏と比較にならないほど拡大する(マニアはいる)などの点があるものの、厳密には上記条件に当てはまらず、ずいぶんと誇張があるのではないか。(実際、テール部分のシェアは、当初言われていた割合から随分減ったように記憶している)競合する既存の書籍販売業が、いかに高コスト体質だったのかということであり、より単純に、規模の経済とコスト削減を実現したオペレーションの効果とした方が判りやすいように思う。むしろ、キャッチコピーとしての勝利か。

なお、売れ筋は、あくまで、現時点の状況を示しているに過ぎない。必ずしも、将来の予想を示している訳では無い点に、留意する必要がある。流行、トレンド、シーズニングなどの影響で、急に腰折れする可能性も。また、商品にライフサイクル(PLC)がある以上、どんな売れ筋も、いつかは死に筋となる運命にある。商品戦略においても、時間軸が必要な所以である。

【関連書籍】
□売れ筋の法則 飽戸弘 筑摩書房 1999.5刊
□ロングテール クリス・アンダーソン 早川書房 2006.9刊

売れ筋の法則―ライフスタイル戦略の再構築 (ちくま新書 (201))売れ筋の法則―ライフスタイル戦略の再構築 (ちくま新書 (201))
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飽戸 弘

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クリス アンダーソン

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ブリッジマンの技術

『ブリッジマンの技術』 鎌田浩毅 講談社 2008.12.20刊

火山学の研究者で、研究機関から大学へ転じた経験を持つ著者が、フレームワークの概念を用い、人間関係で使える各種テクニックを整理しています。
なお、本著の「フレームワーク」は、勝間和代本などで使われているフレームワークとは定義が異なりますのでご留意を。(そっちは、本書の「モデル(作業仮説)」に当たる)

■鎌田浩毅のホームページ
http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/

[目次]
1.フレームワークは人間関係の基本原理
2.相手を知る
3.自分を知り、自分を変える
4.ブリッジマンになる
5.フレームワークを使ってむずかしい内容を読み解く

[ポイント]
例えば、コンサルティングは、ロジカルな業務だと思われているかもしれませんが、実際にはその過半が、コミュニケーション的な仕事です。本書で書かれているようなことが、無意識に出来ることが、大前提になります。
と、偉そうに書き出したものの、足元を見返して、自分はどうか?プレゼンや講演の場になると、周囲を顧みず、早口で専門用語で掃射的に語ってしまうこと、非常に多し(年末にもあった)。また、パーソナルには、そもそも、相手とのブリッジング自体にあまり意味を見いだせず、世間を狭めているなあ…、などと、新年早々に、暗くなってしまいましたorz
自分が「ロジックに強いタイプ」と思っている方に、特にお薦め。ロジック+ブリッジマン→最強

[如何なものか]
この本の書きぶり、誰かに似ているなあ、と思っていたら、ちょっと前に読んだ、ワインバーグさん(「ワインバーグの文章読本」など)でした。「○○法」などという独自の名称が多用されているところなど。

[私的INDEX]
フレームワーク、ブリッジマン、価値観と判断基準、フィールドワーク、認知バイアス、相手の関心に関心を持つ、事実の記載/価値の判断、不安言葉、ご機嫌反応、胸にぐさり反応、やっていることたけが本当のこと、アウトリーチ、オープン・クエスチョン/クローズド・クエスチョン、イライラ感、変えられるのは自分だけ、翻訳機法、水入り法、別件から処理法、お天気雑談法、気分転換法、たとえ話、エピソード、指さし法、のし言葉、呼び水法、スローボール法、虎の威を借る法、先手必勝法、天の邪鬼法、場の空気、ゼミ・カウンセリング、グループワーク、岡目八目、離見の見、つかみ・イントロ・まくら、風評被害、ラベル解読法、哲学カフェ、関心法、棚上げ法、要素分解法、脱デカルト、物理的(ニュートン)時間/心理的(ベルクソン)時間、スミス時間、好奇心、耳学問、モデル(作業仮説)

お薦め印:★★★★☆(判っていてもできない?)

ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)ブリッジマンの技術 (講談社現代新書)
(2008/12/17)
鎌田 浩毅

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ワインバーグの文章読本ワインバーグの文章読本
(2007/11/20)
Gerald M. Weinbergジェラルド・M・ワインバーグ

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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。