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見えるアイデア

『見えるアイデア』 秋草孝 毎日新聞社 2008.3.20刊

著者は、元電通のアートディレクターで、金沢美術工芸大の教授。デザインには、「アイデア」と「表現」の両輪が必要と主張し、特に欠如しているというアイデア教育について、論じています。

[目次]
第1章 今日からできるアイデア・トレーニング
第2章 アイデアとヴィジュアル・コミュニケーション
第3章 アイデア・トレーニング<基礎編>
第4章 アイデア・トレーニング<応用編>
第5章 アイデア・トレーニング<実践編>
第6章 アイデアの未来

アイデアといっても、デザイナー(広義)についての「アイデア」。
デザインの世界に入りたい方や、入ったばかりの人には、実践面及びモチベーション面での効果があるでしょうか。ビジネスの方々には、「奴ら、こんなことを考えているのか」という意味で、面白い本かと思います。

デザイナーは、「表現」だけで、いいんじゃないですか、というのが感想。「明日の広告」のエントリでも、ちょっと触れたのですが、「デザイン」や「広告」の人に、無理に(ビジネスの)アイデアを考えてもらう必要性は感じない。例えば、「棋士にビジネスの相談をしても無理」(p42)とありますが、「棋士」を「ザデイナーやアートディレクター」に置き換えても、成立するのではないでしょうか。

例えば、デザインのヒトにアイデアまで、まかせた失敗の実例は、こんなのがあります。

ただ、そのためには、アイデアとコミュニケーションは、「ビジネス」サイドで確立する必要がありますが。また、もちろん、ビジネスもできるデザイナーの方が、キチンとやるのであれば、何も問題ありません。

[如何なものか(ダメ出し、いちゃもん、横槍など)]
「人ぴとの利益(喜び)を優先して、ひたすら考え抜く」(p25)とありますが、このような、素朴な顧客主義というか、顧客原理主義が、ビジネスをダメにすると思っています。
客観的な「人びと(=顧客)」なんて存在せず、「顧客」自体を定義する必要がある。つまり、顧客、商品、チャネル…などを、複合的に同時決定することを迫られているのではないでしょうか。webビジネスが立ちいかないケースは、その典型でしょう。無料ならば使用されるが、有償ならば離れていく…、という場合の「人びと」は「顧客」ではない。で、結局、多くのビジネスは「広告」からしか、回収できない。

[私的INDEX]
自己観照、アイデア・トレーニング、ワン・ビジュアル・アイデア、共通認識、言葉・ヴィジュアル・アイデアのマインドマップ、

お薦め印:★★★☆☆(ビジネス≠デザイン、かつ、ビジネス>デザイン)

見えるアイデア ヴィジュアル・コミュニケーション・トレーニング塾見えるアイデア ヴィジュアル・コミュニケーション・トレーニング塾
(2008/03/14)
秋草 孝

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情報は1冊のノートにまとめなさい

『情報は1冊のノートにまとめなさい』 奥野宣之 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2008.3.20刊

業界紙記者出身のライターが、A6ノート(100円ノート)を核とした、個人向けの情報管理システムについて論じています。

[目次]
第1章 複雑なのは続かない、使えない
第2章 情報を一元化する技術
第3章 予定と記録を一元化する「時間管理術」
第4章 ネタになる断片メモの「保存法」
第5章 メモを宝に変える「アイデア術」
第6章 分類せず一発検索する

非常に微妙な読後感。
情報を一元化する、カテゴリ分けは破たんするのでタグをつける、日付を(6桁で)付ける、など、有用なことも書かれています。(野口悠紀雄さんの「超」シリーズなどで、従前から主張されていることですが)でも、現時点での、その結論が、「紙」ベースのシステムというのは、どうか。しかもA6サイズのノートで。似たものとして、樋口健夫さんのアイデアマラソンシステム(「一冊のノートで始める力・続ける力をつける」などご参照)が、ありますが、それでもルーズリーフでA5サイズ。A4の資料をいちいち、A6に折り込んで、糊付けしてられるか?
取材や企画のため小型メモが必要で、それが溜まるという、ライターに特殊な事情には最適化されているのかもしれませんが、一般のビジネスマンには、役立たない感じがします。索引ファイルを作成するというのも、むちゃくちゃハードルが高いでしょう。結局、複雑ではないかもしれないが、「続かない」のでは。

なお、本旨には関係ありませんが、マインドマップについて、「公式ガイドブックを売っていますが、読むと余計ややこしくなるので必要ありません」(p182)には、強く同感(笑)

[如何なものか(ダメ出し、いちゃもん、横槍など)]
「IDやパスワード~などをテキストデータで表にしたものをノートの最初の方に貼っています」(p83)とありますが、これは極めて危険。少なくとも、持ち歩きするノートに添付すべき資料ではないしょう。
テキストファイル(txt)を、異常に薦めていますが、これも、今更という感じ。
あと、版元のwebにある章立て(目次)が、現物と違っているというのは、どうなんでしょう。→ナナ・コーポレート・コミュニケーション殿

[私的INDEX]
タグ、索引ファイル

お薦め印:★★☆☆☆(A6ノートの実用性)

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」
(2008/03/12)
奥野 宣之

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iGoogle アーティストテーマ

iGoogleの、テーマ(背景)の上部、右下、「テーマを選択」の左側に、絵の具(?)のアイコンと「マーティスト テーマ」というリンクが追加されているのに、気付きました。

リリーフランキー、日比野克彦など、9人の「アーティスト」のデザインした「テーマ(背景)」がアップされています。また、カレンダー、時計などの「アーティストコンテンツ(ガジェット)」も利用可能。
とりあえず、「迷彩」っぽい柄が気に入った、NIGOのテーマに変更。

iGoogleアーティストテーマ

戦後日本経済史

『戦後日本経済史』 野口悠紀雄 新潮社 2008.1.25刊

有名な「超」シリーズを書き、早大大学院ファイナンス研究科教授でもある著者(逆か?)は、現在の日本の経済体制について、戦後まで温存された「戦時経済体制」に基づくものであるとし、その観点で戦後日本の経済史を提示しています。
本書は、週刊新潮の連載「戦時体制いまだ終わらず」(2006年8月~2007年7月)を、まとめたもの。(野口さん、この手が多いなあ。「「超」経済脳で考える」も、「モノづくり幻想が日本をダメにする」も、そうだったし。まあ、連載を読んでないから、いいですけど。)

[目次]
第1章 焦土からの復興
第2章 高度成長の基盤を作る
第3章 高度成長
第4章 国際的地位の向上
第5章 石油ショック
第6章 バブル
第7章 バブル崩壊
第8章 金融危機
第9章 未来に向けて

戦時経済体制に基づく歴史観は「戦後の日本経済は、戦時期に確立された経済制度の上に築かれた」(p3)とするものです。なるほど、この観点の方が、通説よりも、はるかに日本経済の特質を上手く説明していますね。
会社、株主の関係についても、「株主は本来、会社の所有者であるから、「関係者」などであるはずがない」(p246)と、明解です。某経済産業省次官にも、ぜひ読んで、勉強して頂きたいですね(しつこい)。
索引のほか、年表などの付録が完備されているのが好ましい。ただ、年表(p262)に誤記があります(→新潮社編集殿)。本文p204にあるように、山一證券は最終的に破産したのですから、1997年11月「山一證券が自主廃業」は、おかしくて「を発表」などとすべきです。同様に「北海道拓殖銀行が営業権を譲渡」は、「することを発表」でしょうか。

[如何なものか(ダメ出し、いちゃもん、横槍など)]
過去のエントリを見直すと、どうも、ほぼ必ず、イチャもんを付けていることが判明。アフィリエイトの観点からは、余計なことを言わずに、ただ「お薦め」する方が、良いのでしょうが、性分で(笑)なので、今回から、独立した項目[如何なものか(ダメ出し、いちゃもん、横槍など)]を設けて、マイナスコメントをまとめてみたいと思います。
野口悠紀雄さんは、日本では数少ない「マトモな」経済学者(含むエコノミスト)と思っているのですが、金融に関しては、若干、モノ申したいところがあります。例えば、本書では、銀行は「投資銀行化」すべき(p230など)との見解を示しています。メガバンク、長信銀、信託などは、一応、それでよいとしましょう(本当は、J.P.モルガン、バンカーストラスト、そして話題のベアー・スターンズなどの事例からも、たとえ、仮に投資銀行化できたとしても、投資銀行として生存し続けることは非常に困難で、容易な道ではないと思います)。
ですが、地銀や信金などの、地域金融機関は、どうすべきだと考えているのでしょう。こちらは、投資銀行化はもとより、貸出(資金仲介業)すら、まともに出来ない状態です。例えば、預貸率55%などが常態で、半分弱の資金をもて余してしまい、結果的に「ファンド化」しているのですから。あっ、自己投資部門を含めて、「投資銀行化」ですか?(違うでしょうね)

[私的INDEX]
戦時経済体制、ウォー・ダズ・ノット・ペイ、財テク
お薦め印:★★★☆☆(バブル→崩壊、懐かしくて愚かしい、ちょっと苦い記憶…)

戦後日本経済史 (新潮選書)戦後日本経済史 (新潮選書)
(2008/01)
野口 悠紀雄

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リストのチカラ

『リストのチカラ』 堀内浩二 ゴマブックス 2008.3.10刊

webサイト「リストフリーク」を主宰する著者が、精選した各種リストを挙げ、またリスト術について論じています。

[目次]
第1部 珠玉のリスト集
1 まるごと覚えてしまいたいリスト
2 日々使いこなしたいリスト
3 月に一度は目を通しておきたいリスト
4 いざというときに頼りたいリスト
5 折に触れ、じっくり読み返したいリスト
第2部 仕事と人生の質を高めるリスト術
1 リストを使ってみよう
2 リストを作ってみよう
3 リスト化の力を鍛えよう
4 リスト化の力を活用しよう

前半が、著者選のリストの事例。梅田さんの「ウェブ時代 5つの定理」と形式が似てますね。後半は、リストの使い方、作り方など。この手のリストには、強く憧れるが、上手く運用できたタメシはない。おそらく、性格的な欠陥のためだと思われます。

なお、この本も縦書きなのが…。実際には、英文や長文は横書きになっており、縦横が混在し、読みにくい。全部、横書きでいいじゃん!?ビジネスで縦書きを使うケースなど、ほとんどないし(法文の原文くらい?)。

[私的INDEX]
知恵の地図、意思のコンパス、前辞反復(アナディプロシス)

お薦め印:★★★★☆(リスト作成のリスト)

「*ListFrake(リストフリーク)」のサイトは、こちら
ITmediaの「リストのチカラ」は、こちら

リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]リストのチカラ [仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術]
(2008/02/27)
堀内 浩二

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スタディハック

『STUDY HACKS!(スタディハック)』 小山龍介 東洋経済新報社 2008.3.13刊

IDEA HACKS!」、「TIME HACKS!」に続く、HACKSシリーズの第3弾。著者は、松竹と松竹芸能の新規事業プロデューサー。

[目次]
1 ツールハック 機能と形態
2 環境ハック 身体と環境
3 時間ハック すきまとながら
4 習慣ハック 愛着と定着
5 試験ハック 選択と集中
6 語学ハック リズムとゆらぎ
7 キャリアハック STUDYとSTUDIOUS

ハックが具体的、現実的で、「勝間和代本」よりは、少なくとも10倍は役に立ちますので、こちらのシリーズを、お薦め。
もちろん、個人的にはあまり同意できないところもあり。「2 環境ハック」や、記憶術、フォトリーディング、などは、ややトンデモ系が含まれるので、ほぼスルー。「暗記」との違いを強調しすぎるのも、違和感があります。個人的には、生徒・学生の頃も「暗記」をした記憶はない。(だから、こんな学歴なのか?)
あと、会社と個人の情報の関係、オンライン上に情報を置くことの問題点などにまったく触れず、PCやWebのメリットのみ言いつのるのは、そろそろ片手落ちでしょう。「松竹」も上場会社なので、少なくともセキュリティポリシーは存在するはずで、本書の記述はそれらに抵触している可能性が高いです。[これについては、別途、書く予定]

最後に…、男性の著者の写真を帯に付けるな!

[私的INDEX]
偏愛辞書、アフォーダンス、シャドーイング、学習の転移

お薦め印:★★★☆☆(10倍以上は役に立つ)

STUDY HACKS!STUDY HACKS!
(2008/02/28)
小山 龍介

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ウェブ時代 5つの定理

『ウェブ時代 5つの定理』 梅田望夫 文藝春秋 2008.3.1刊

ウェブ進化論」、「ウェブ人間論」、「フューチャリスト宣言」、「ウェブ時代をゆく」などの著者である梅田望夫さんが、自身が感銘を受け共感した、主にIT業界の先人、「ビジョナリー」たちの言葉を精選し、コメントを付したもの。

[目次]
第1定理 アントレプレナーシップ
第2定理 チーム力
第3定理 技術者の眼
第4定理 グーグリネス
第5定理 大人の流儀

著作というより、梅田望夫「選」という趣きですかね。
個人的には、腑に落ちるのが1/3、ちょっと違うかなというのが1/3、残り1/3が、よく判らない(ペンディング)という感じでした。友人は「梅田さんが汗を流して一つ一つ自分のものとしてきた金言は、構造化されてはいますが、それなりの経験・苦労~実体験がなければ、読み手の腹にストンとは落ちないのではないか」とコメントを寄せてくれました(引用ご容赦)。
管理人の場合は、また、ちょっと違い、「テクノロジーやイノベーションに対する志向性」が、違和感の大きな理由かな、と思っています。その意味で、特に「第3定理」には、納得しがたい言葉やコメントが多々ありました。

IT業界の方々は、必読でしょう。また、役所や大企業に勤務する方々が読んで、どのくらい賛同するのか、興味津々。某経産省次官とかは、どうなんでしょうか(笑)

それにしても、本書は編集が、ダメダメ。なんで、原文の英文を縦書きで入れるんでしょうか?いちいち、ひっくり返して読めというか。というか、そもそも英文が入ることは判り切っているのに、なんで全体を、横書き(左開き)にしないのか。
また、読み返しを前提にした、この手の書物には必須であるはずの、索引も無いです。今どき、「索引を作るのが大変」だ、なんて言い訳は、通用しませんよね。ワープロですら、簡単にできるんですから。
顧客の利便性を少しも考えられず、ITの恩恵も反映できない出版社が、この本を出しているのは、ブラックジョークだと思うのは管理人だけですか、そうですか。

[私的INDEX]
ビジョナリー、プロフェッショナルチーム、リファレンス、マイクロマネージャー

お薦め印:★★★☆☆(IT業界の金言)

梅田望夫さんのブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」は、こちら
文藝春秋の「ウェブ時代 5つの定理 名言リンク集」は、こちら

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
(2008/02/28)
梅田望夫

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在庫あり、棚番号(登録中)

ある書店で、店内の検索システムで本を検索したところ、「在庫がございます~只今、棚番号(登録中)です。」との表示。
004-11.jpg

どういう状態なのか、興味があったので、「スタッフまでお尋ね」してみました。
(「店員」と「スタッフ」が混在しているのも(笑))
30歳前後の男性スタッフ、一瞬、「えっ?!」とかなり動揺したものの、レジのバックに戻り、1分後くらいに帰還。
「当店に荷着はしているのですが、梱包を解いていない状態です。申し訳ありません。」とのこと。
なるほど、在庫管理システム上は、到着日を過ぎている(→「在庫がございます」)ものの、荷解きをしておらず、段ボール詰め(推定)のまま、になっている(→「只今、棚番号(登録中)です。」)ということですね。明快で率直な、お答えを頂き、納得。特に、急ぎで必要な本でもないので、お礼を言って、他の本をのみを購入。

たまたま、別の書店にも寄ったので、そちらでも、検索してみると…(我ながら暇だなあ)こちらは、「棚番号:申し訳ございませんが未登録です」との表示。
005-6.jpg

若い女性の販売員(店員でもスタッフでもなく)に、あえて聞いてみると、端末を確認したり、他の販売員にも聞いているようでしたが、先の書店とは違い、状況が把握できていないようでした。自ら、棚を確認しに行きそうな勢いなので、「あっ、もう結構です、すいません」と、あわてて、引き下がりました。まあ、レアケース、なんでしょうね。お忙しいところ、お手数をかけて、しまいました。
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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。

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