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言霊信仰-時価会計をやめれば、日本の将来は明るくなる?

経産省の次官の放言が、世間(の一部)を楽しませているようですが(こちら、とか、こちらなど)、似たような話をひとつ。
日経ビジネスAssocie2008.2.19号のコラム「和田秀樹の心理学で時代を斬る」(p011)で和田秀樹氏が以下のように書いています。「株価が下がって困るのは、(株の収益で儲けている企業を除けば)、時価会計という不安定な会計制度を導入したからだ。日本の政府がこれをやめると言えば、実体経済に戻ることが可能なのではないか?」
このひとは、「ガン」という病名を「カゼ」に変えれば、ガンが治ると思っているらしい(ちょっと違うか?)。言霊信仰という奴ですね。日本が罹っているのは「ガン」なので、病名を変えたところで、どうにもならないんですけど。必要なのは、外科手術。

再び日が昇るためには、付加価値で勝負するしかなく、具体的には(労働集約的ではない)サービス業・金融業など、いわゆる不労所得で喰っていくしかないことは自明と思いますが、「製造業の商品に競争力があれば」なんて、妄言を口走ってしまうんでしょうかね。例えば、岡野工業の岡野雅行さんのような方は尊敬に値しますが、99.99%の企業(中小・零細企業だけでなく大企業、中堅企業を含む)はあんな風にはなれません。それに、日本にできたことが、東南アジアやインド、中国にできない、なんてことは有り得ないです。製造業で追いつかれるのは、時間の問題。そんな状況下では、僅かにリードしている間に、むしろ時価会計の要素を強めるべき、というのが結論になるはずですが。

更に、和田氏自身は作家でもあり、自分は資本主義の恩恵を十二分に受けているにも関わらず、なぜ資本主義を攻撃するんですかね。ほかの作家にも、こういう方がけっこういますけど。ページいくらのライター稼業と違い、たまたま書籍市場で当てて、ベストセラーとなった本の印税は、究極の不労所得でしょう(笑)株式市場で、値上がりした株式(時価)と何か違うのか?あなたの本が売れたのも「たまたま」に過ぎないのですよ。
こんなひとが、若手向けのビジネス誌にコラムを書いていることが、実に恐ろしいと思うのは、管理人だけですか、そうですか。

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 2/19号 [雑誌]日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 2/19号 [雑誌]
(2008/02/05)
不明

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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。