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未来を洞察する

『未来を洞察する』 鷲田祐一 NTT出版 2007.4.2刊

著者は、未来予測専門のコンサル会社である博報堂フォーサイトのコンサルタント。
その代表的なツールである「Future Dynamics」とシナリオ・ライティングを中心に、論じています。

[目次]
第1章 2015年の社会変化
第2章 フォーサイトのための論理構造とテクニック
第3章 まず「世代」「技術」「企業」を読む
第4章 「スキャニング」と未来社会ベクトル
第5章 シナリオ・プランニングと企業戦略
第6章 2015年生活者フォーサイト
第7章 スキャニングを用いた未来洞察の事例紹介

Future Dynamicsによる未来予測の事例としては、書籍として刊行された「亜州未来図2010-4つのシナリオ」があります(本書p217にも記述あり)。そこで使用された手法の、基本的な考え方が開示されており、興味深いものがあります。(特段、斬新なことをやっている訳ではないことも、確認できます。)
シナリオ・プランニングについては、2章(第5、6章)を割いていますが、ボリュームと図解の不足から、判りにくいものとなっています。西村行功さんの「シナリオ・シンキング」などを参照することをお薦め。

広告会社のマーケッター(からの転身者)であるからか、経営や戦略に関する理解が表層的です。例えば、未だに日本的経営を礼賛し、携帯電話会社の戦略を好意的に評価するなど、かなりポイントがズレています(博報堂の顧客だからか?)。個人的には違和感を強く感じてしまい、読み進めるのに苦労しましたが、そんなところに拘泥せず、ツールの解説本として利用するのがよいと思います。
経営戦略や計画に携わる方々に、一読をお薦め。

[私的INDEX]
フォーサイト(未来洞察)、インサイト、拡散と収束、帰納と演繹、インパクト・ダイナミクス、フラクチャーポイント、コレスポンデンス分析、時代効果・世代効果・年代効果、イシュー・ドメイン、スキャニング・マテリアル、スキャニング・クラスター、未来ヒストリーマップ、アーリー・ウォーニング・サイン、モノローグ、新技術シナリオ・ライティング

お薦め印:★★★☆☆(洞察した結果の活用が重要)

未来を洞察する―Foresight未来を洞察する―Foresight
(2007/03)
鷲田 祐一

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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。