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プロの学び力

『プロの学び力』 清水久三子 東洋経済新報社 2007.11.29刊

IBCSのラーニング&ナレッジ部門のリーダーである著者が、ビジネスマン向けの学習法(アダルトラーニング)について論じています。

[目次]
1.なぜあなたの学びは失敗するのか?
2.「学び」を「稼ぎ」に変える四つのステップ
3.最速で効率よくキャッチアップする
4.こうすればスキルや知識が「稼げる」レベルになる
5.学びの効率&効果を高めるラーニングハック集

はじめの部分を読んだときは、また「モチベーション系」の本に引っ掛かったか?と思いました。しかし、中盤以降は具体的な施策やツールが提示され、中身のある学習法の本です。
添付された図解も、適度に具体性があり、非常に判り易い。特に、情報マップとラーニングジャーナルは、大いに参考にして頂きたいと思います。なお、情報マップは、「マインドマップ」で作成すると、より使いやすいかも。
ひとつ非常に気になったのは、「因数分解」という語句の使い方。ものごとの「本質」を算式化して導き出す手法を「因数分解」と称しています(p172)。手法は別に(どうでも)よいのですが、「共通項でく繰り出し」ていないこのような算式を「因数分解」と呼ぶのは如何か?因数分解の「本質」を明らかに外しています。おそらく社内の隠語なのでしょうが、書籍で使用するのは不適切だと思います。

[私的INDEX]
概念→具体→体系→本質、仕事の成果=考え方×熱意×能力、情報マップ、学習ロードマップ、ラーニングジャーナル、L&L、チャート、因数分解

お薦め印:★★★★☆(学びを生かす)

プロの学び力プロの学び力
(2007/11/23)
清水 久三子

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ブレインライティング

『ブレインライティング』 高橋 誠 東洋経済新報社 2007.11.8刊

プランナーで発想法研究者の著者が、ブレインライティングを中心とした発想法について論じています。

[目次]
PART1 アイデアを大量生産する「ブレインライティング」
1.ブレインライティングでアイデアを大量生産しよう!
2.ブレインライティングは1人でも会議でもネットでもできる
3.カード・ブレインライティングならまとめが簡単にできる
PART2 ブレインライティングのアイデアを飛躍させる3つの発想法
4.第1発想法 自由勝手に連想して発想する「自由連想法」
5.第2発想法 何かに強引に結びつけて発想する「強制連想法」
6.第3発想法 似たものをヒントに発想する「類比発想法」
PART3 ブレインライティングのアイデアをまとめる3つの収束法
7.ブレインライティングをまとめる「空間型法」「系列型法」「評価法」の3収束法
8.似たアイデアを集めてまとめる「空間型法」の代表的な3技法
9.アイデアを流れでまとめる「系列型法」の代表的な3技法

ブレインライティングは、ブレインストーミング(ブレスト)の一分化形態であり、特に難解な手法ではありません。そのため、一冊すべてブレインライティングの内容とするのが難しかったのか、(書名と異なり)ブレストからマインドマップまで、他の手法にも、いろいろと触れています。それが怪我の功名となっているかと。

管理人の場合、「皆でアイディアを出す」というようなことが、あまりないのですが、手法自体は、個人のアイディア出しにも有用と思います。
ただ、ところどころ、強引な論法や、怪しげな数字などが散見され、ちょっと鼻につきます。

[私的INDEX]
ブレインライティング・シート、カード・ブレインライティング、キーワード・ブレインライティング、発散思考の5ルール、ブレストの4ルール、オズボーンの9チェックリスト

お薦め印:★★☆☆☆(簡単な手法ほど使い勝手がよい)

ブレインライティング 短時間で大量のアイデアを叩き出す「沈黙の発想会議」ブレインライティング 短時間で大量のアイデアを叩き出す「沈黙の発想会議」
(2007/10/26)
高橋 誠

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論理的に考える技術

『論理的に考える技術』 村山涼一 ソフトバンククリエイティブ 2006.10.24刊

1年ほど前の刊ですが、他の本を探している際に、偶発的に遭遇した新書。
プランナーである著者が、図形化(図解化)の方法を具体的に論じています。

[目次]
第1章 文章の構成を理解する
第2章 文章をヴィジュアル化する
第3章 思考をヴィジュアル化する
第4章 ビジネスをヴィジュアル化する

まず、「論理的に考えるとは、全体の方針を決めて、筋道を立てて考えること」だと定義。それを、具体化するのが、「アウトフレーム」と名付けた図形化の方法です。

図形化の事例が豊富に載っていますが、そのいずれもが非常にシンプルなもの。「図形化」というと「Power Pointでヴィジュアルなプレゼンを」的なノリでテクニックを語るような本が多いですが、実務で使うロジックの柱(フレームワーク)は、このように単純なものだと思います。

[私的INDEX]
ヴィジュアル思考法、マクロ思考・ミクロ思考・接続、価値=形態(見た目、ネーミング、内容物、USP)+意味(機能、情緒、精神)、時間発想法

お薦め印:★★★★☆(シンプルな図形化)

論理的に考える技術 図形化すれば考えはこんなにまとまる (サイエンス・アイ新書)論理的に考える技術 図形化すれば考えはこんなにまとまる (サイエンス・アイ新書)
(2006/10/17)
村山涼一

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ウェブ時代をゆく

『ウェブ時代をゆく』 梅田望夫 筑摩書房 2007.11.10刊

ちょっと前から書き始めたものの、なかなか、アップできず、すっかりタイミングを逃してしまいました…

本書は、梅田氏のサイト「My Life Between Silicon Valley and Japan」がベースになっています。つまり、サイトを見ていた人にとっては、既知の部分が多い。

また、新たな「情報」がつまっているかというと、そうでもなく、このあたり池田信夫blogでの書評は非常に厳しいです。(但し、コメント欄に、池田氏の[補足]コメントあり)
それに対して、404 blog Not Found(小飼弾氏)は、こんな感じ。

梅田さんの議論は、あくまで「個人」がsurviveするところに視点がある(それも、日本人すべてが対象ではなく「多様で質の高い人たちの第三層「総表現社会参加者層(一千万人)」」(p83)が対象なのでしょう)。対して、池田氏は「日本の現実社会」を問題にしている。池田さんの経済学的な見識には賛同できる点が多いが、「現実」はどうでしょうか。彼の主張するような正論に収束するものは、むしろ少数でしょう。そういう「現実」の中で、梅田氏は「ウェブ(IT?)により、少なくとも数十年前よりは個人がsurviveできる可能性が高くなったよ」と言っているのではないでしょうか。

なお、この対立は、エコノミストとコンサルタントの立場を背景にしているように思いました。コンサルタントは、個々の「企業」の視点でものごとを捉えます。それ以外は、「環境」であり、調査・分析の対象ではあっても、基本的には、どうでもよいのです(自己が有利になるように操作・誘導することはある)。自分の顧客である「企業」(だけ)がsurviveすることが、ミッションなのですから。

梅田さんの講演を聞く機会があったのですが、日本の「現実」については非常に悲観的だと感じました。特に、日英ネット世界のギャップ(この場合の「英」は「欧米」よりもずっと広く、ネット上で英語が利用される範囲)や、日本の大手企業や大学のITに対する対応など。(詳細は諸事象により省略)

また、梅田さんの著書は、もともと「人生論」の本だと思います。技術系でない人間にとり、ウェブとか「シリコンバレーの世間話」そのものは、「新しい」とか「またか」とかに関わりなく、まったく本質ではないのです。友人である「田舎道疾走中氏」は「ウェブ進化論」の頃から「読むと元気が出る」と評していました。本書については「「ウェブ進化論」の時の様な衝撃はありませんでしたが、全編オプティミズム満載の梅田節に変わりは無く、いつもの通り読むと何かしら元気になり、個人的には充分楽しめました。」とのこと。(引用御礼)

最後に、管理人の場合、「大企業で成功できる要素」(p93)は、(1)のみ○で、(2)~(7)はすべて×でした。職を転じたのは(ぜざるを得なかったのですが)、あながち間違いではなかったのかも。

[私的INDEX]
学習の高速道路、混沌として面白い時代、もうひとつの地球=広告収入×チープ革命×群衆の叡智×組織の情報発信、気持ちだけ参加、Only the Paranoid Survive・Entrepreneurship・Vantage point、in the right place at the right time、ロールモデル思考法、スモールビジネスとベンチャー

お薦め印:★★★★☆(人生論だよね?)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
(2007/11/06)
梅田 望夫

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梅田望夫氏のブログ「My Life Between Silicon Valley and Japan」は、こちら
CNET JAPANにアップされた「丸善での講演(11/14)」の要旨は、こちら

ウェブ炎上

『ウェブ炎上』 荻上チキ 筑摩書房 2007.10.10刊

人文社会科学系ニュースサイトを主宰する荻上チキさんの著書。キーワード、概念とともに、具体的なケースを取り上げて、「炎上」などのウェブ上の問題を論じています。

[目次]
1章 ウェブ炎上とは何か
2章 サイバーカスケードを分析する
3章 ウェブ社会の新たな問題
4章 ウェブ社会はどこへ行く?

一般的に、このような問題があることを漠然と理解はしていても、具体的な皮膚感覚で判っているでしょうか。ウェブ上の事件を概観するための事例集としても有用です。

[私的INDEX]
サイバーカスケード、エコーチェンバー、クラスター化(エンクレーブ、蛸壺化、島宇宙化、バルカン化)、R(流言)=i(重要さ)×a(曖昧さ)、

お薦め印:★★★☆☆(炎上するほどの流量)

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)
(2007/10)
荻上 チキ

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未来を洞察する

『未来を洞察する』 鷲田祐一 NTT出版 2007.4.2刊

著者は、未来予測専門のコンサル会社である博報堂フォーサイトのコンサルタント。
その代表的なツールである「Future Dynamics」とシナリオ・ライティングを中心に、論じています。

[目次]
第1章 2015年の社会変化
第2章 フォーサイトのための論理構造とテクニック
第3章 まず「世代」「技術」「企業」を読む
第4章 「スキャニング」と未来社会ベクトル
第5章 シナリオ・プランニングと企業戦略
第6章 2015年生活者フォーサイト
第7章 スキャニングを用いた未来洞察の事例紹介

Future Dynamicsによる未来予測の事例としては、書籍として刊行された「亜州未来図2010-4つのシナリオ」があります(本書p217にも記述あり)。そこで使用された手法の、基本的な考え方が開示されており、興味深いものがあります。(特段、斬新なことをやっている訳ではないことも、確認できます。)
シナリオ・プランニングについては、2章(第5、6章)を割いていますが、ボリュームと図解の不足から、判りにくいものとなっています。西村行功さんの「シナリオ・シンキング」などを参照することをお薦め。

広告会社のマーケッター(からの転身者)であるからか、経営や戦略に関する理解が表層的です。例えば、未だに日本的経営を礼賛し、携帯電話会社の戦略を好意的に評価するなど、かなりポイントがズレています(博報堂の顧客だからか?)。個人的には違和感を強く感じてしまい、読み進めるのに苦労しましたが、そんなところに拘泥せず、ツールの解説本として利用するのがよいと思います。
経営戦略や計画に携わる方々に、一読をお薦め。

[私的INDEX]
フォーサイト(未来洞察)、インサイト、拡散と収束、帰納と演繹、インパクト・ダイナミクス、フラクチャーポイント、コレスポンデンス分析、時代効果・世代効果・年代効果、イシュー・ドメイン、スキャニング・マテリアル、スキャニング・クラスター、未来ヒストリーマップ、アーリー・ウォーニング・サイン、モノローグ、新技術シナリオ・ライティング

お薦め印:★★★☆☆(洞察した結果の活用が重要)

未来を洞察する―Foresight未来を洞察する―Foresight
(2007/03)
鷲田 祐一

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ネット未来地図

『ネット未来地図』 佐々木俊尚 文藝春秋 2007.10.20刊

IT系ジャーナリストである佐々木さんの新刊。
ネットの論点を20挙げて、論じています。基本的に、視点は「こちら側」にあるので、普通のビジネスマンにとっても読みやすいと思います。

日本の第二世代ベンチャーが「なぜシリコンバレーになれなかったのか」(p80)について、「山師的や文系営業マンや広告マンばかりが集まってしまった」、「技術者の不在の結果、技術主導型のビジネスモデルを生み出すことができなかった」(p80)と批判的に述べています。企業群や場の育成(対シリコンバレー)としては、その通りかもしれませんが、そもそも、「ベンチャー」と「技術主導」とは特に関係はなく、むしろ「山師」の方が「ベンチャー」の本意に沿うように思いますが。そして、個々の企業にとり「技術主導型」であるかどうか、は勝ち残りの条件にはならないので注意が必要です。

論点とキーワードをチェックするだけでも、購入する価値はありそうです。
[私的INDEX]マネタイズ、レコメンデーション、協調フィルタリング、コンテンツベース・フィルタリング、クチコミ・レコメンデーション、行動ターゲティング広告、コンテンツとコンテナー、プロダクトプレースメント、マイクロコンテンツ化、マジックミドル、ナレッジ・マイニング、クラウドソーシング
お薦め印:★★★☆☆(キーワードをチェック)

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)
(2007/10/19)
佐々木俊尚

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なぜ会計「本」が売れているのか

『なぜ会計「本」が売れているのか』 友岡賛 税務経理協会 2007.10.9刊

会計本、確かに売れましたね。新書を中心に、単行本やムックなどで追随するものも多数でました。
本書の著者である友岡さんは、大学教授ですが、学者らしからぬ、適格な分析です。

まず、「会計のやり方の知識」と「会計の使い方の知識」(p24)という区分。ビジネスマンに必要なのは、会計の使い方の知識です。(つまり、「経営」のための会計であり、管理会計です。)「簿記の知識などなくても、とりあえずは困りません」(p30)。会計のやり方の知識(財務会計)は、会計士や経理マンのような会計専門家に任せておきましょう。掲載されているシンプルな図解も、良いですね。仕訳や細かい勘定科目などは、「会計の使い方」の観点からは、あまり関係ありませんので。

「会計は写像」(p58)、しかも、かなり歪んだ鏡に写った像です。粉飾と逆粉飾の問題(p79~)は、中小企業だけじゃないですが、銀行向けに「粉飾」するとともに、税務署向けには「逆粉飾」する訳です。で、なければ、日本の会社の2/3が赤字(法人税申告所得)、なんてことは有り得ない。そのため、(悪い&儲かっている)中小企業では、財務諸表を3種類作成する場合があります。1.正しい奴(裏帳簿)、2.銀行向け(粉飾)、3.税務署向け(逆粉飾)。裏帳簿を作る訳は、「自分でも分らなくなってしまうから」(p83)だけでなく、粉飾と逆粉飾をあるタイミングを捉えて調整(相殺→消去)する目的もあります。

本書が対象とした会計本は山田真哉さんの「さおだけ屋はなぜつぶれないのか?」など8冊。この中の、著者のひとりと仕事をしたことがあります。この方は、コンサルと名乗っていたのですが、いわゆる「会計屋」さんでした。財務会計の観点からしか資料が作れず、往生した記憶があります。今や、ベストセラー作家ですが。

これから会計を学習しようと考えている方に、お薦めです。どんなタイプの本を読めばよいか、判るだけでなく、「会計」というツールの位置付けが明確化すると思います。
[私的INDEX]会計のやり方の知識、会計の使い方の知識

お薦め印:★★★★☆(会計より経営)

なぜ「会計」本が売れているのか?―「会計」本の正しい読み方 なぜ「会計」本が売れているのか?―「会計」本の正しい読み方
友岡 賛 (2007/09)


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キラー・リーディング

『キラー・リーディング』 中島孝志 実業之日本社 2007.9.20刊

元編集者で、出版プロデュースやコンサルティングを業とする中島孝志さんの著作。ビジネスマン向けの自己啓発や能力開発系の本を多数出しているので、ご存じの方も多いと思います。書名は、某ベストセラー、「レバレッジ・リーディング」の後追いでしょうね。

「インテリジェンス×イマジネーション=キラー・リーディング」で「インテリジェンス=キラーワード×キラー・フレーズ」らしい。このように「公式」風にするのが、中島氏の流儀のようですね。例えば、日経BizPlusの「社長の愛した数式」参照など(「×」に意味がないようなので、「数式」というのはどうかと思いますが)。こういうの、以前は苦手でしたが、近頃、だんだん好きになってきました。「成果=能力×意欲」なんてのと同じですね(この場合は「×」にも意味がある)。といって、公式的に表現されているから、正しい訳ではありませんので、ご注意。

中身も体裁も、極めてオーソドックスなノウハウ本(変な表現)です。ただ、著者は「出版」を業としているので、その偏向は修正して読む必要があるかと思います。ちなみに、本書に頻繁に出てくる「出版プロデュース」というのは、「ゴースト・ライティング」(に近い)という意味だと理解しました。
一般的な概念を、独自の「キーワード」に変換しているのが参考なりました。これは、実務でも効果がある方法。相手が、同じ「ワード」や「略語」を使うようになれば、こちらのペースです。しかも、ここでは「3つ」並べているのが多い。
読んだ本の内容を元に企画する、マインドマップ的方法に、カードなどの紙ベースのものを薦めていますが、このような用途の場合は、FreeMindなどのツールを使用する方が実用的かも。

気に入ったのは、一番最後の「ブログは、インプットした情報をシャッフルするには絶好の舞台だと思う。」というところ。使いこなせていない管理人がいうのもなんですが、ぜひ、やってみては如何でしょうか、ブログ?このレベルでも、ひと様のお目を汚して、憚っておりません。
[私的INDEX]情報を腑わけする・キモをチェックする・アイデアを発想する、3つの習慣:考える・総括する・メモる、Skipping・Skimming・Scanning

お薦め印:★★☆☆☆(公式で表現すると…)

キラー・リーディング  「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)キラー・リーディング 「仕事脳」が劇的に回り出す最強の読書法 (JBシリーズ)
(2007/09/19)
中島 孝志

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中島孝志さんのブログ「中島孝志のキーマンネットワーク」は、こちら。(他のブログへのリンクもあり)

FreeMindを導入

マインドマップ作成用のアプリとして、FreeMindを導入してみました。名称通り、フリーウエアなので無料。管理人の場合、FreeMind自体は、以前に書評をアップした下記の書籍(マインドマップ ビジネス超発想術)に附属していたCDからインストールしたのですが、アイコンをクリックしても起動せず。???恥ずかしながら、しばらく放置しておりました。赤田ゆきひろさんのサイト「FreeMind活用クラブ」を拝見していると、思い当たることが。「Javaの実行環境がないのでは…」(早く気付け!!-->自分)

「できる社員」の最強メソッド マインドマップ(R)ビジネス超発想術 (アスキームック)「できる社員」の最強メソッド マインドマップ(R)ビジネス超発想術 (アスキームック)
(2007/09/03)
遠竹智寿子、月刊アスキー編集部

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以下の、Javaのサイトで、Java実行環境があるか確認できるようです。
http://www.java.com/en/download/installed.jsp
ただ、管理人の場合、無いことが判っていた(&英語が読めない)ので、Javaのサイトの日本語のトップから、ダウンロード。クリック1発で、インストールまで完了です。
http://www.java.com/ja/
このあと、FreeMindを立ち上げてみると、無事に起動。まだ、使用方法がよく判らないところもありますが、シンプルで使いやすそうです。過去の手書きマップを、FreeMindで書き直してみたり、しています。使い込んで有用であれば、使用感などを、またアップしてみたいと思います。

参考:FreeMind活用クラブ
Java及びFreeMindのダウンロードから操作方法まで、簡潔で判りやすく解説されています。お薦め。(一部、画像等が旧バージョンになっているところがありますが、管理人の場合はあまり問題ありませんでした)

成功のコンセプト

『成功のコンセプト』 三木谷浩史 幻冬舎 2007.10.10刊

楽天の創業者である、三木谷社長の著作。社内に掲げる「成功のコンセプト」というポスターに記載されている(という)5つの項目が、そのまま目次になっています。参考:楽天の新卒採用のページ
<目次>
第1のコンセプト 常に改善、常に前進
第2のコンセプト professionalismの徹底
第3のコンセプト 仮説→実行→検証→仕組化
第4のコンセプト 顧客満足の最大化
第5のコンセプト スピード!!、スピード!!、スピード!!

いずれも、概念としては既知(というか常識)のものばかり。それらを、楽天の創業からの実例に絡めて説明しています。マスコミやマーケッターなどは、成功企業について、何か特殊な技術やノウハウなどを取り上げることが多いですが、経営の成功は、むしろ、凡庸なことをやり続けることにつきる、ということがよく判ります。特に、気に入ったのは、「面白い仕事はない。仕事を面白くする人間がいるのだ」というところ。

ブランド物バックの購入やドンキホーテでの買い物などについて、「このタイプの消費は、いわゆる需要供給曲線では説明することができない」(p154)とありますが、これは言い過ぎ。需要供給曲線は個別の財ごとに想定するので、単なる「物」ではなく「サービス」の消費と考えれば、問題なく説明が可能と思います。その交点が、売る側と買う側の利害に生じる相反という川、「その川に橋をかけるのが顧客満足だ」(p163)ということでしょう。

具体的なノウハウというよりは、方向性やモチベーションに役立つタイプの本ですね。特に若手ビジネスマンの方に、目を通して頂きたいです。
[私的INDEX]ダーウィニアン・アプローチ、改善モデル、プロフェッショナル、消極的失敗、戦争型ビジネスと戦闘型ビジネス、ファーストムーバーズ・アドバンテージ、ベストムーバーズ・アドバンテージ

お薦め印:★★☆☆☆(「旅の窓口」機能改悪の「改善」を強く望む)

成功のコンセプト 成功のコンセプト
三木谷 浩史 (2007/10)
幻冬舎

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超経済脳で考える(続)

以前にアップした野口悠紀雄さんの『「超」経済脳で考える』では、郵政民営化について、次のように述べています。「郵政事業は特別会計の時代から独立採算で行われており、税を財源としたことはない。だから、郵政民営化の必要性は、右で考えたような指標(税・社会保険料負担)とは無関係なものだ。」(p277)

ところが、今日、たまたま、上武大学大学院教授である池田信夫氏の「池田信夫blog」を覗いたところ、財投改革の経済学 / 高橋 洋一(内閣参事官)著 東洋経済新報社)の書評がアップされており、そこでは、郵貯は「資金運用部から0.2%の金利上積みという「ミルク」を補給してもらっていたからだ。これによって財投の資金コストは上がるので、その融資先の特殊法人などは赤字になり、それを一般会計から補填していた」と引用していました。

つまり、野口氏は、財投の入口である郵政(郵貯)は、独立採算なので税等の問題はない、といっているのに対し、高橋氏は、郵貯は無リスクなのに金利上積みを受け、それが、出口である特殊法人を(財務取引上)赤字にし、結果的に一般会計から補填されていた(=郵貯は「間接的に」一般会計から補填を受けた)、としています。経済論の出発点である「事実認識」が、そもそも、まったく異なっている訳です。

「財投改革の経済学」には、まだ目を通していないので、確たるコメントはしずらいですが、現時点では後者の論に理があるように思います。リスクを取らず、資金配分機能も持たない郵貯が、上積み金利を受け取る理由はそもそも見当たらず、単なる補填として言いようがないからです。(もちろん、出口の特殊法人には、財務取引以外の問題も多々あるので、高橋氏の理論を全て好しとするものではありませんが。)

「超」経済脳で考える

『「超」経済脳で考える』 野口悠紀雄 東洋経済新報社 2007.11.8刊

先週は、ウイークデーには本を1冊も買わず。でも、その反動で週末に一山(ひとやま)、仕入れてしまい…元の木阿弥に。その中の一冊である本書は、「超」シリーズで知られる野口悠紀雄氏の著作。

野口氏は、極めてロジカルな経済学者だと思っています(変な表現ですが)。本書の取り上げる論点は、経済学においては極めて初歩的なものと思いますが、世間では(経済学者を含め)いかに、いい加減な、結論ありきの議論をしていることでしょうか。また、コンサルとしてもネタになる話がいろいろ。「シカゴにピアノ調律師は何人いるか」(p13)は、外資系コンサル会社で入社希望者の地頭の良さを見極めるため課される(と言われる)テストと同様のものですね。

ただ、あくまで「学者」なので、「実務」の現実には疎い面もあります。銀行経営に関して「クレジット・デリバティブの価格を評価する~日本の金融機関にはこの能力がない」(p171)とありますが、このようなコメントは、世間に数多いマスコミや評論家のそれと違いがないレベルです。そもそも、デリバティブの評価に必要な能力なんて、単なる数学・統計学の知識(の変形)なんで、「日本がダメ」で「欧米がよい」なんて、有り得ない。サブプライム問題を見れば、「欧米の」金融機関にも、同様の「能力がない」ことは明白です。むしろ、日本の金融機関の場合は、「評価」の結果を生かせない「経営」の方に、非常に大きな問題を抱えているのでしょう。

雑誌連載記事(週刊東洋経済)がベースなので、難解さはなく、気軽に読めます。お薦めです。
[私的INDEX]地代(レント)、比較優位の原則

お薦め印:★★★☆☆

野口悠紀雄onlineのサイトは、こちら

野口悠紀雄の「超」経済脳で考える野口悠紀雄の「超」経済脳で考える
(2007/10/26)
野口悠紀雄

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