野口悠紀雄特別講義「毎月勤労統計問題について」聴講
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問野口悠紀雄氏の講演を拝聴しました。
テーマは話題の毎勤統計問題で、ポイントを列記すると以下。
-2004年から東京都500人以上を抽出調査。補正措置(1/3抽出→3倍)せず。
-抽出が常に問題という訳ではないが、補正措置をしなかったのは問題。
-理由はおそらく単純ミス。「統計」の問題ですらない。
-サンプルの入れ替えは当然有り得る。野党はそんなことを問題にしている場合ではない。
-総雇用者所得=賃金×雇用者数で、総雇用者所得増加は雇用者数(主に女性パート)の増加によるもの。実質賃金は低下、首相答弁は詭弁で問題あり。
-最大の問題はなぜか2011年以前のデータが存在しないこと。今後、実質賃金の議論ができない。ex.公的年金の財政検証へ影響
■第77回野口悠紀雄特別講義「毎月勤労統計のデータについて」
テーマは話題の毎勤統計問題で、ポイントを列記すると以下。
-2004年から東京都500人以上を抽出調査。補正措置(1/3抽出→3倍)せず。
-抽出が常に問題という訳ではないが、補正措置をしなかったのは問題。
-理由はおそらく単純ミス。「統計」の問題ですらない。
-サンプルの入れ替えは当然有り得る。野党はそんなことを問題にしている場合ではない。
-総雇用者所得=賃金×雇用者数で、総雇用者所得増加は雇用者数(主に女性パート)の増加によるもの。実質賃金は低下、首相答弁は詭弁で問題あり。
-最大の問題はなぜか2011年以前のデータが存在しないこと。今後、実質賃金の議論ができない。ex.公的年金の財政検証へ影響
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