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対イノベーション/対既存企業で区分する4つの戦略

日本経済新聞の「経済論壇から」の記事より。備忘録として。

■経済論壇から 統計不正の背景と影響(2019.3.30)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO43080450Z20C19A3MY5000/


大見出しは上記ですが、3つのテーマについて書かれています。そのうち2番目の「企業に成功する方法示す」のところ。

イノベーションに対する姿勢と既存企業に対する姿勢の2軸で4つの戦略に区分するとのこと。
(元記事は「ハーバード・ビジネス・レビュー 3月号」のジョシュア・ガンズ、エリン・L・スコット、スコット・スターンの3氏による論文とのこと。)

図解したのが以下です。(合っているかは不明)
既存企業に対する姿勢
パートナー競争
イノベーション
に対する姿勢
既存VCバリューチェーン戦略ディスラプション戦略
新VC創造プラットフォーム戦略IP戦略
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管理会計の構造

昨日のエントリに続き、管理会計について。

管理会計は、KFS→KPI→管理会計というヒエラルキーの構造であると考えています。
概念的なKFS(Key Factor for Success、事業成功要因)をKPI(Key Performance Indicator、重要業績評価指標)という定量指標に落とし込み、それを算出する仕組みが管理会計ということです。
このように、管理会計は、財務会計(狭義の会計)とは意義がまったく異なります。

もっとも、財務会計によって十分に経営目標設定~経営状態把握等の経営管理が出来るのであれば、わざわざ別に管理会計の制度をつくる必要もありません。例えば、売上とコストでビジネスが容易に把握できるような中小企業や個人事業等であれば、財務会計≒管理会計です。

財務会計と管理会計における会計の位置付け

会計(Accounting)は、財務会計(Financial Accounting)と管理会計(Management Accounting)とに区分されることがありますが、両者を分ける大きな視点のひとつが、会計の位置付けです。

財務会計では、財務諸表の作成と公表に至る会計という手続自体が目的であり、その適切性確保のために会計基準という縛りがあります。
財務会計は対外会計、公表会計であり、狭義の「会計」は財務会計を指します。

対して、管理会計では、会計は経営目標設定~経営状態把握等経営管理のための手段(のひとつ)であり、会計(≒財務会計)以外の手段を用いることも、まったく問題ありません。
管理会計は内部会計、社内会計で、会計の枠からはみ出すものでもあり、むしろ経営管理という用語の方が適切かもしれません。

両面市場

両面市場(Two-sided market)とは、ネットワーク効果の働くケースで、直接的関係に無い複数のタイプの利用者が仲介者により連結された市場のこと。

有料、無料の利用者が混在するオンライン・ゲームやネット・コンテンツ、加盟企業と会員によるクレジットカードなど、プラットフォームによるビジネスがそのひとつの典型です。

ネットワーク効果

1. ネットワーク効果とは
ネットワーク効果(Network Effect)とは、商品やサービスの利用人数のようなネットワークの規模に応じてその価値や利便性が変動する効果のこと。ネットワーク外部性(Network Externality)とも。
つまり、みんながその商品・サービスを使うようになると、それがより便利になる、といったことです。正のネットワーク効果。電話やインターネットなどはその典型。

2. 負のネットワーク効果
負のネットワーク効果とは、ネットワークの規模拡大が逆にその価値や利便性を損なうこと。
道路における渋滞、Wi-Fi等の輻輳などの例のように、みんなが商品・サービスを使うと、より不便になってしまうことです。

3. 直接的ネットワーク効果と間接的ネットワーク効果
ネットワーク効果は、直接的ネットワーク効果(Direct)と間接的ネットワーク効果(Indirect)に区分できます。
直接的効果は、ネットワークの規模が文字通りそのまま価値に直結するもの。
間接的効果は、ゲーム機(ハード)とその補完財であるゲーム(ソフト)の関係のように、間接的にネットワーク効果が得られるもの。

グレーリノ

グレーリノ(Gray Rhino、灰色の犀(サイ))とは、発生確率が高くその影響度が大きいにも関わらず、軽視されるものごとのたとえ。Rhinoは動物の犀(サイ)。
タレブの提唱したブラックスワン(Black Swan)は、影響度は大きいが発生確率がゼロ又は極めて低いと考えられているために軽視されるものごとですが、グレーリノは発生確率と影響度の両方が大であるのに、なぜか軽視されるというところがポイントです。

グレーリノは、リスク・ポジショニング・マップでは、右上の箱(ボックス)に位置するものごとの一部です。ここは、リスク・マネジメントでは最も管理上重要なエリアです。
(ちなみに、ブラックスワンは(あえて言えば)左上の箱の角ギリギリの位置かと。)

リスク・ポジショニング・マップ
発生確率少・影響度大発生確率多・影響度大
発生確率少・影響度小発生確率多・影響度小


それなのに「なぜ軽視されるのか」ですが、いわゆる認知バイアスのひとつなのでしょう。

アクティビティ・ベースド・ワーキング

アクティビティ・ベースド・ワーキング(Activity Based Working、ABW)とは、おこなう仕事に見合った時間や場所・スペース等で仕事をすること。

ABWという略語を見て、コレはいったい何じゃろう?と。ABC(Activity Based Costing、活動基準原価計算)なら、とても詳しいのだけど…。
オフィスの自席→フリーアドレス、→社外:コワーキングスペースやカフェ、自宅勤務…といった流行?を経て、それらの最適な組合せ、みたいな話でしょうか。

営業職やフリーランス、そして自分のようなコンサルタントは、もともとそういう働き方なので、仕事に見合った時間や場所と言われても、当然のこととしか思えないです。
事務処理が主体のデスクワーカーには、オフィスの自席が効率的でしょう。フリーアドレスというのが無駄だっただけで。

ABWで検索してみても引っ掛かるのはごくわずかで、その多くは事務機器メーカーが作成したテキスト。なるほど。政府の働き方改革の旗降りに乗って、彼らがいろいろと跋扈&暗躍しているのでしょうな。

バイアス:選択バイアス、測定バイアス、交絡、認知バイアス

先日、生存バイアスのエントリ上げましたが、そもそも「バイアス」という用語について、よく判っていなかったことが判明(お恥ずかしい)したため、あらためて整理を。

バイアス(Bias)は、もともと統計学の用語で偏りのこと。偶然ではない誤差、系統誤差のこと。
選択バイアス(Selection Bias)と測定バイアス(Measurement Bias)に大別されます。偏りの原因を、データ等の選択それ自体と測定方法の2つに分けているのですね。判り易い。
先の生存バイアスは選択バイアスに分類されます。

なお、区分の後者である測定バイアス(Measurement Bias)を情報バイアス(Information Bias)としている記述もたくさんあるようです。
さらに、交絡(Confounding、交絡バイアス(Confounding bias)とも)が独立した3つ目のタイプとされていることも。こちらはいわゆる疑似相関に関するもの。
ここまでは、統計学の世界でした。

認知バイアス(Cognitive Bias)は、認知心理学や社会心理学など心理学の用語で、ヒトの思考の偏りや認知の歪み。つまり、思い違いや勘違いのこと。
昔エントリを書いた確証バイアスは、こちらのひとつ。
ポイントは、認知バイアスが統計学におけるバイアスとはまったく別物である、とされる場合が多いこと。(特に統計学やそれを使用する医療関係の方のテキストでは)

なので、表にすると以下のように。
分野種類
統計学選択バイアス
測定バイアス
交絡
心理学認知バイアス

ただ、個々のバイアスの事例を追ってみると、統計学におけるバイアスと認知バイアスが同様なケースを扱っていたりします。統計学側と心理学側の相互に。
認知バイアスの方がユルい(範囲が広い、定義が甘い?)のは間違いありませんが、完全に別物とするのも無理があるようです。
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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。