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日経 会計の未来 国際会計基準10年(下)のれんの定期償却

昨年末の日本経済新聞の「会計の未来 国際会計基準10年」という記事に関するエントリの続き。

■熱帯びる「のれん定期償却」 (会計の未来) 国際会計基準10年(下)(2019.12.14)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO53326710T11C19A2DTA000/


下での論点は、のれんの定期償却について。

日本基準と異なり、IFRSと米国基準はのれんを定期償却せず、結果としてのれんが大きく膨れ上がっていることへの懸念が背景にあります。
記事は、FASBは定期償却に踏み切るのでは、という憶測を伝え、IASBも同様になるのではないか、という論調。
個人的には、定期償却には反対で、減損プロセスをしっかり機能させればよいだけでは、と思いました。何のための監査でしょうか。


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日経 会計の未来 国際会計基準10年(上)営業損益

昨年末の日本経済新聞に「会計の未来 国際会計基準10年」という記事が、上・下2回に分けて掲載されました。遅ればせながらそのメモ。

■国際会計基準、高い自由度 混乱招く 会計の未来 国際会計基準10年(上)(2019.12.12)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53261960S9A211C1DTA000/


上での論点は2つ。

ひとつは、営業損益等の表示がパラついていること。
IFRSでは最終損益である包括利益の表示は求められるものの、途中の営業損益等についての定めは特にありません。IASB理事によると、任意の100社を独自調査したところ営業利益の定義が「9種類も存在」すると。
また、営業利益以外の独自の利益指標の開示も増えているが、これらは経営者業績指標(Management performance measure、MPM)としてIASBは別開示する方向と。

2つ目は、IFRSと日本基準の差異問題。ANAHD(IFRS)とJAL(日本基準)のマイルの扱いを例として挙げています。
コンバージェンス作業によってIFRSと日本基準との差異は縮小しているとはいえ、局所的には多々存在する訳で、これはIFRSを全面的に採用することでしか解決しないでしょう。


「倒産の前兆」帝国データバンク情報部




信用調査会社最大手の、帝国データバンク(TDB)による企業倒産の事例研究。

■「倒産の前兆」 帝国データバンク情報部 SB新書(SBクリエイティブ) 2019.8.15刊


企業倒産の「前兆」というか「原因」や「事象」を、信用調査会社の視点で分析。

[目次(章レベルのみ抜粋)]
1. 業界構造、市況変化の波を打破できない
2. 大ヒット商品が綻びを生む
3. 旧来型ビジネスモデルにしがみつくと老舗は潰れる
4. ベンチャー企業の急成長は急転落の序章である
5. 攻めの投資で上場企業が破綻する
6. 経営陣と現場の乖離は取引先の離反の元
7. 信頼構築のためにトップが不正行為に手を染める
8. 「倒産の前兆」はあなたの会社にも存在する

想定読者は、信用調査実務に関わったり、企業の信用リスク管理を勉強する方々向けでしょうか。あと、より広く、企業戦略やビジネスモデルに関する書籍として読む手も。

文体は帝国データバンクの調査情報を思わせ、アレを読みなれない方にはちょっと癖があるかもしれません。
ビジネスや戦略の専門家ではなく、あくまで信用調査会社の著書なので、細部の書きぶりには所々ちょっとこれは納得できない、というような点も多々あります。
なので、主に事実関係の確認を中心に利用するのが吉かと。

なお、大昔に勤務した会社の同僚の実家(老舗)が、知らぬ間に破綻して事例として掲載されてたので個人的に驚愕。お元気なんだろうか、と。





「会計学の誕生」読了




諸事情により読書の習慣がすっかり失われていました。もともと怠惰な性格なため、期日が決まっているか、定型的な習慣であること以外、あまり長続きしない傾向です。
ところが、これまた諸事情によって、このところ一定の待ち時間が発生することが多くなり、読書習慣も復活しつつあります。外圧がよい方向に作用。

そんな中で読んだ1冊が以下。

■「会計学の誕生」 渡邉泉 岩波新書 2017.11.21刊


体裁は新書ですが、内容的には専門書と言ってよく、対象読者は、会計や簿記の意義や歴史、会計史に興味があったり、学びたい方向けでしょうかね?
Web上でどなたかが推奨されていたので買ってしまった本ですが、単に、会計や簿記を学ぼうとする方が手に取るべき本ではありません。(注意)

[目次(章レベルのみ抜粋)]
序. 複式簿記のルーツを探る
1. 複式簿記の誕生
2. 複式簿記の完成
3. 成果最初の簿記書とその後の進化
4. 会計学の誕生
5. キャッシュ・フロー計算書
終. 会計の本来の役割

会計史にはまったく疎いので知らなかったことばかりですが、特に目から鱗だったのが、例えば複式簿記が先にあり、その簡明化として単式簿記が生まれた、というところ(p82)。単式簿記→複式簿記と進化したと、勝手に思い込んでいたのですが、逆だと。

なお、終章で、測定基準の変化、公正価値会計の存在意義と問題点について論じているように、著者はIFRSや米国会計基準(とおそらくそれに追随している今の日本基準にも)に強く反対する見解です。
その主張のため、過去の会計や簿記の歴史、つまり会計史についてまとめたのが本書のようです。
会計の目的は「信頼される正確な損益計算」であり、それは(未来でなく)過去の、(有用性でなく)信頼性にもとづく、事実計算であると。

ちなみに、管理人はIFRS賛成、資産負債アプローチ派なので、本書(特に終章)とはまったく異なる意見を持っております。(が、ここでは省略)


トラックボール・マウスM570を引き続き使用中




愛用するロジクールのトラックボール・マウスM570ですが、記録によると2013年3月頃に導入したので、延7年ほどとかなり古い。
実は2年?ほど前に誤作動が頻発して、とても耐えられない状態になり、一時、使用中止していました。障害原因は究明できなかったのですが、物理的な故障ではないようでした。

その後は、別用途で調達してあった光学式の有線マウス(こちらもかなり古い)を流用して使っていたのですが、1年?ほどで右クリックができない状態になり廃棄へ。
新しいのを購入する前に、念のためと思い、以前のトラックボール・マウスM570を引っ張り出して試してみると、何の問題もなく使えたのです…、で現在に至る。

こういうこともあるのですね。
障害の原因は、OSのバージョン(当時Windows 8.1 Update)との不整合だったのではないか、と今は推測しています。


QCDと優先順位

QCDとは、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)の略語で、ビジネスで重視すべき主要な3要素のこと。

生産管理界隈でよく使われ、製造業に固有な概念というような記述もWeb上では見られますが、そんなことはなく、小売業やサービス業などを含め広くビジネス全般に当てはまります。
例えば、吉野家の「うまい、やすい、はやい」というキャッチフレーズ(今はこの順番のようです)は、モロにQCDに対応しているかと。
(まあ、アート等の界隈では、納期をまったく重視しないという困った慣行があるようにも思いますが。)

ただ、業種等によって、QCD3つの優先順位は、やや変わってくるかもしれません。
不良がほぼ許されない医薬品メーカーや6Σを求められるような製造業は、Q(品質)を重視せざるを得ませんし、対照的に安価な衣料品、100均商品等の製造・販売では当然ながらC(コスト)重視でしょう。

では、サービス業の一種であるコンサルティングはどうかというと、少なくとも受注以降のタイミングでは圧倒的にD(納期)を重視すべきだと考えています。スケジュール管理、日程管理ですね。
もちろんコンサルティングのQ(品質)は重要ですが、それは商談の段階までに充足すべき。つまり、コンサルを引き受けるまでに仕込みとしてやっておくべきで、受注してからはD(納期)に向けて計画通りコンサルを進めることが最重要になります。そして、コンサル業のコストは主に人件費、人的コストなので、作業計画を守ることができれば、基本的にC(コスト)も充足される、と。
なので、受注以降では

D ≒ C > Q


という感じでしょうか。


自分のミスや弱点のパターンを知っておく

いろいろと繰り返してしまう、仕事上のミスや弱点。
発覚した時点ではリカバリーに手一杯なことが多いでしょうが、こころの余裕のある時に(←これ大事)、こういうミスや弱点のパターンを改めて認識しておく、というのも役立ちます。

例えば、管理人の場合は一度書いた文章はほぼ必ず校正し、その際には、より判りやすくするために文の順序を入れ替えることが頻発するのですが、そこで、助詞、いわゆる「てにをは」を間違う(修正漏れ)ことがこれまた多い。
見直すことで、かえってミスしているという、バカっぽいパターンですね。

仕事の成果物では、何度も何度も校正するので、提出までに見つけられることがほとんどですが、Twitterやメールなどでは、ミスしたままよく送ってしまいます。

Googleマップの地図中に広告表示

Googleマップを利用中に、見慣れぬ吹き出し型のアイコンをいくつか発見。マウスオンしてみると「XXX(店名)広告…」と表示されます。
管理人の環境では、複数の(同一資本ではない)コンタクトレンズ販売店でした。

まだ数は多くありませんが、これが増えると思うと、ちょっとウザい。
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「生涯一コンサルタント」として、ダウンシフトしながら、人生晩年を迷走中です。